商品コード:1380-002n[ETERNA] G.シュマール(vn) K.ケブラー(cemb) S.パンク(gamb) / バッハ:Vnとcembのためのソナタ1~6番BWV.1014~1019

[ 1380-002n ] Bach, Siegfried Pank, Gustav Schmahl ‎– Sechs Sonaten Fur Violine Und Cembalo, BWV 1014-1019


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商品コード: 1380-002n

作品名:バッハ:Vnソナタ(全6曲)/Vnとcembのためのソナタ1番 ロ短調 B.1014, Vnとcembのためのソナタ2番 イ長調 B.1015, Vnとcembのためのソナタ3番 ホ長調 B.1016, Vnとcembのためのソナタ4番 ハ短調 B.1017, Vnとcembのためのソナタ5番 ヘ短調 B.1018, Vnとcembのためのソナタ6番 ト長調 B.1019
演奏者:G.シュマール(vn)K.ケブラー(cemb)S.パンク(gamb)
プレス国:旧東ドイツ, Germany East
レーベル:ETERNA
レコード番号:729 182-3
M/S:デジタル・ステレオ, digital・stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×2, Wジャケット2枚組, 2 single records set
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A : 軽度のシワあり
キズ情報:第1面6時に微かに感じる点
レーベルタイプ:【旧東ドイツでのオリジナル】---橙/黒DMM, Digital recording, グルーヴガード厚, スタンパー/マトリクス:725 182-1A/725 182-2B・725 183-3A/725 183-4A, Time Code:M88 I DU/A89 I DU/M88 I DU/M88 I DU, 1989年製造分(最古)
ジャケット:【旧東ドイツでのオリジナル】---見開両面紙W, DMM Digital recording, ジャケ裏年号:Ag 511/01/89/A(最古)
トピックス:1985/1986年ライプツィヒ・パウル・ゲルハルト教会スタジオ( Studio Paul-Gerhardt-Kirche, Leipzig)にてデジタル録音, 録音技師:Eberhardt Hinz, プロデューサー:Eberhardt Hinz, 編集/カッティングマスター:Hans-Jurgen Seiferth, 使用楽器/Vn:17世紀「Paolo Maggini」・Brescia, テノール・ガンバ:1693年「Martin Hoffmann」ライプツィヒ, Cemb:1710年製ヨハン・ハインリッヒ・ハラースのF.アマーによるコピー(1982), 1989年VEB Deutsche Schallplatten Berlin DDRによりコピーライト登録・同年ETERNA:729 182-3(当装丁)にて初リリース, これは旧東ドイツでの初年度リリース分オリジナル, 近年入荷は多くない, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★, ガンバの音も素晴らしい!一時15.000円程度の人気盤だった, ETERNAにおける唯一の古楽器使用でピリオド奏法を取り入れた録音だが西側の極端なピリオド奏法とは異なり保守的なスタイル

商品詳細:17世紀イタリア製古楽器「 Paolo Maggini, Brescia」を使用して、1985-86年に録音されたバッハ:Vnソナタ全集。これまでETERNAではオイストラフ/ピシュナーによるMELODIYA=ETERNA共同製作録音が出ていたが、これは完全に旧東ドイツの演奏家による独自録音。一応古楽器奏法に準拠してはいるが、クイケン達のようなオーセンティックスタイルではなく、現代と双方の良いところをミックスしたような折衷スタイル。何より楽器の出す音の美しさに魅了される。すこぶる自然な音でエコー感は殆ど感じない。本人の息までしっかりと収録された素晴らしい録音。チェンバロはクリスティアーヌ・ケブラーで彼女もまた1710年製Johann Heinrich Harnaß, Großbreitenbachの古楽器をコピーした1982年ライプツッヒ・Firma Amme製の楽器を使う。当然ジークフリート・パンクが通奏低音で使用するガンバもまた1693年Martin Hoffmann, Leipzig製の古楽器である。録音はEberhardt Hinzによる自然な雰囲気のデジタル録音である。ETERNAにもついに1980年代に入り古楽の波がやって来たが、安易に迎合することなく、カール・マルクス大学にある研究機関の知見を反映させ吟味された古楽演奏法が採用されているようである。他のレーベルでは演奏法が優先されるあまり音楽性が二の次となる録音が少なくない中でETERNAの古楽演奏はバランスを重視した適切な手法であると言える。その答えがこの録音である。わざわざ遅いテンポを取り、ヴァイオリンの僅かなヴィブラートを伴うロングトーンを採用している。これはETERNAだけの研究成果の結晶であり、美学の点で他レーベルを圧倒する美しく音楽性の高さを感じさせる古楽演奏である。年代を超え感動をもたらすバッハの一つ。オイストラフの録音で済ませたバッハEDが悔やまれる。グスタフ・シュマール(1929 - 2003)は旧西ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州のヘルフォルト生まれのヴァイオリニスト、大学教授である。1950年に東ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でハンス・ハーフィマンに学ぶほか、東ドイツでデイヴィッド・オイストラフの唯一の弟子であった。シュマールは一時的にベルリン放送交響楽団のコンサートマスターを務め、1973年から1984年までライプツィヒの「フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ」音楽大学の学長を務めた。最終的に母校のベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学で教授として後進を育成した。ライプツィヒ国際バッハ・コンクールの審査員などを務めた。1989年の政治体制が変わる転換後には、思い切って大学や音楽一筋から離れ、タクシー会社を創業するという意外な道も歩んでいた。シュマールはオイストラフの影響を受けつつ、新しい音楽への取り組みや後進の指導、さらに行政的役割まで担った多才な音楽家で、ズスケとは異なる路線で旧東ドイツのヴァイオリン音楽に貢献した。変化を恐れず、ズスケも手を出さなかった古楽演奏にも挑戦した事実は大きい。

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