商品コード:1380-018[PHILIPS] W.サヴァリッシュ/ J.シュトラウス2世:ワルツ集/美しく青きドナウ, 皇帝円舞曲, ウィーン気質 他
商品コード: 1380-018
商品詳細:1923年ミュンヘン生まれのサバリッシュは、1960年から10年間ウィーンso.の首席をカラヤンから引き継いだ。ウィーンso.によるウィーン物、しかも初出はHIFI STEREOレーベル。内容は第一級。この時期のサバリッシュはドイツ系らしい楷書体のようなきちんとした演奏を特徴としていた。宇野功芳から「外科医のよう」と評されたが、瞬発力が高く無駄のない音。一定のテンポで奇をてらわず長年付き合える音楽。良い意味で自己主張が一切ない。全2枚あり、このVol.1は6曲で1961年録音。Vol.2は10曲入りで1965年録音。VOl.2は未入荷。ドイツ風の渋い演奏かと思いきや陽気で元気良く大胆にウィーンso.を鳴らす。だがそこに適度な節度を感じるところがサヴァリッシュの特徴か。音質はすこぶる良い。SXLとは異なる解放的な音の良さはHi-Fi-STEREOの特徴。ヴォルフガング・サヴァリッシュ( 1923- 2013)はドイツ、バイエルン州ミュンヘン生まれ。ミュンヘン音楽大学卒業後、ザルツブルクにてイーゴリ・マルケヴィチに学んでいる。ウィーン交響楽団やハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団の首席指揮者を歴任した。スイス・ロマンド管弦楽団では創設者エルネスト・アンセルメ亡き後のオーケストラの再構築に尽力した。1950年代後期~英国EMIに録音を行うようになる。1957年にロンドン・デビューした際にエリーザベト・シュヴァルツコップの伴奏者として、フィルハーモニア管弦楽団を指揮したこと、バイロイト音楽祭に開幕演目の『トリスタンとイゾルデ』で初出演を果たしたことなどで、シュヴァルツコップの夫でありEMIの敏腕プロであったウォルター・レッグの目に止まり、レッグが創設したフィルハーモニア管を指揮し、いくつかの録音が任された。時期的に英COLUMBIAの看板指揮者であったカラヤンがベルリンフィルの音楽監督に就任し、ベルリンフィルと接近した時期と重なる。カラヤンのEMI離脱を予感していたウォルター・レッグは、この時期からカラヤンに変わるドイツ系指揮者を探していたものと思われる。その有力候補にサヴァリッシュが居たことは間違いないだろう。1960年頃突然PHILIPSに移籍する。理由は不明だがHi-FI STEREOの時代に重なり多くのメジャー作品をPHILIPSにHi-FI STEREOレーベルで残すことができた。丁度1960年にウィーン交響楽団の首席指揮者に任命されている。その為PHILIPSではウィーンso.振ることが多く、PHILIPSに移籍したことでフィルハーモニア管弦楽団~ウィーン交響楽団へと異なる大物オケの録音を聴くことができる。この録音もその時期のものでウィーン交響楽団を率いなければ生まれなかった録音と思われる。ウィーン物は1961年録音の1枚と1965年録音の全2枚がPHILIPSにある。
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