商品コード:1380-059n[PHILIPS] J.シュタルケル(vc)/ チャイコフスキー:ロココ変奏曲, サン・サーンス:Vc協奏曲1番

[ 1380-059n ] Janos Starker, London Symphony, Antal Dorati, Tchaikovsky, Saint-Saëns


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商品コード: 1380-059n

作品名:チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲Op.33 | サン・サーンス:Vc協奏曲1番Op.33
演奏者:J.シュタルケル(vc)A.ドラティ指揮ロンドンso.
プレス国:オランダ, Holland
レーベル:PHILIPS
レコード番号:838 423 DXY
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:B : 右端にテープ剥がれ跡あり・べたつきはない
キズ情報:
レーベルタイプ:【オランダでのステレオ・オリジナル】----赤/銀3本線狭内溝, 厚手(グルーヴガード厚手以前の厚手盤), スタンパー/マトリクス:6 AA 838 423 1Y 1 670/ 6 AA 838 423 2Y 1 670, 1964年頃製造分(オランダでのステレオ最古), フラット盤存在せず, アズキ/銀レーベル存在せず
ジャケット:【オランダでのステレオ・オリジナル】----表コートペラ, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし, Hi-Fi STEREO存在せず
トピックス:1964年6月26・27日ロンドン近郊のハートフォードシャー・ワトフォード・Watford Town Hall・でのモノラル/ステレオ録音, 録音技師:Robert Eberenz, プロデューサー: Wilma Cozart, 編集/カッティングマスター:George Piros(Fine Recording Studios), 米国では1964年Mercury Record Corporation によりコピーライト登録・同年米MERCURY:MG 50409/SR 90409(アズキ/銀中溝レーベル・表コート厚紙ジャケット入り)にて初リリース, 英国では英PHILIPS:AL 3559/SAL 3559(アズキ/銀3本線内溝レーベル)にて初リリース, フランスでは1964年仏MERCURYからモノラル:121 025 MSL(紺白/銀4本線カマボコレーベル・当ジャケット入り)にて初リリース, 同年ステレオ:131 025 MSY(紺白/銀4本線カマボコレーベル・Magie de Sonシリーズジャケット入り)にて初リリースと思われる, オランダでは1964年頃蘭PHILIPS:A 04923 L/838 423 AY(赤/銀3本線狭内溝レーベル・厚手盤・当ジャケット入り)にて初リリース, これはオランダでの初年度リリース分ステレオ・オリジナル, 838 423 DXYは838 423 AYと全く同一レーベルでオランダ以外の国向けの番号である, 当盤はドイツ語圏向け使用の為DXYが付くと思われる, ステレオはどの国の盤も高額になる

商品詳細:ヤーノシュ・シュタルケル( 1924- 2013)はハンガリー・ブダペスト生まれ。1945年にブダペスト国立歌劇場管弦楽団およびブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者に就任。またピアニストのシェベーク・ジェルジ(ジョルジ・シェベック)らとピアノ・トリオを結成し、活躍した。しかし翌1946年には祖国を去り、ヨーロッパ各地で演奏を行い、その名を知らしめた。フランス滞在中20枚ほどSPレコードを録音したが、その中の1枚コダーイの無伴奏チェロソナタが1948年のディスク大賞 (Grand Prix du Disque) を獲得した。レーベルでは1950年代にPeriod Records、1950年代後期に英 Columbia、1960年頃ERATO、1962年頃~MERCURYへの録音が始まる。アンタル・ドラティ( 1906- 1988)も同じハンガリー・ブダペスト生まれで、ドラティの強い口利きでMERCURYヘの移籍が実現したのではないかと思われる。1948年、アンタル・ドラティの招きでシュタルケルはダラス交響楽団の首席チェリストに就任した。この時には、アメリカへの移住を既に決意していたという。翌1949年にはフリッツ・ライナーの招きを受けて、メトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席チェリストに就任。米国では既に大物チェリストとして名声も得ていた。ドラティとシュタルケルが同じMERCURYに籍を置いたことで、二人のハンガリーの大物音楽家による共演が実現した。二人は当盤の他、ドヴォルザーク:Vc協奏曲と2枚のLPで終わったが、何方もMERCURYを代表するチェロLPの録音として大きな存在感を持つ。何方もオケはロンドンso.で、ドラティの凄まじい推進力のあるバックはこれだけでも管弦楽曲として満足の出来るレベル。シュタルケルのソロはドラティほど熱くはならず、極めてクールな理性的な演奏に終始している。パワーで押す演奏が多い中、シュタルケルのアプローチは何所か少し引いた印象を受けるが、それが高い音楽性を感じさせる。A.ドラティ指揮ロンドンso.の演奏は本当に見事である。このあたりにもMERCURYの目指した方向性が見える。そのMERCURYの意図とシュタルケルの意図が1960年代の数年間一致した方向を見せ、多くの名演が生まれた。ここにはシェリングとの協奏曲と共通する思想が見える。MERCURY録音はうるさいだけとイメージされる方も多いが、実際はそうではない。特に欧州プレスで聴けば米国レーベルの中で特にクラシックを意識した高品質な録音を行っていたことが理解されるだろう。

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