商品コード:1380-062[PHILIPS] M.ロストロポーヴィチ(vc)/L.バーンスタイン(pf)/ ショスタコーヴィチ:Vc協奏曲, Pf協奏曲2番
商品コード: 1380-062
商品詳細:何方も米国での最初期録音の一つ。チェロ協奏曲(第1番)は1959年に作曲したチェロ協奏曲である。初演は1959年10月4日、レニングラード・フィルハーモニー大ホールにおいて、本曲を献呈されたムスティスラフ・ロストロポーヴィチの独奏、エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニー交響楽団によって初演された。その約1カ月後の11月8日にロストロポーヴィチの独奏、オーマンディ指揮フィラデルフィア管によりアメリカで録音され、それが世界初録音である。Vn協奏曲もオイストラフにより米国で初録音された。当時ショスタコーヴィチは米国での初録音を相当意識していたようである。ロストロポーヴィチは献呈者の威信を見せた豪快なソロを展開している。B面の Pf協奏曲2番、この演奏もバーンスタインによる1958年1月6日の録音でニューヨークpo.の音楽監督兼常任指揮者としての最初の定期の初日に米国初演したのと同時に録音された米国初録音である。ショスタコーヴィチ自身が1957年モスクワで録音している(MELODIYA:D 4402)。1958年にはパリでも.クリュイタンス指揮フランス国立放送o.と録音したが、パリよりニューヨークが先と思われる。当時ショスタコーヴィチ作品は、初録音が重視されていたようである。米COLUMBIAではラヴェルのピアノ協奏曲(1958年4月7日録音)とのカップリングで翌1959年に発売された。何方も歴史的な録音でありショスタコーヴィチ自身、西側での足がかりとして重視していた。翌1959年、バーンスタインとニューヨークフィルはモスクワでショスタコーヴィチの交響曲を演奏し、会場にはショスタコーヴィチもいた。1958-59年は米ソ文化協定(1958)で米ソの大掛かりな文化交流が行われていた。しかし、ソ連の芸術家たちは自由に発言できなかった。訪問団の団長フレンニコフはアメリカ滞在中、芸術家たちに毎朝行動と発言を指示していたらしい。バーンスタインもキャリアの最初期からショスタコーヴィチ作品を盛んに演奏している。ピアノ協奏曲2番は勿論バーンスタインが米国初演者である。この2曲は米国では別々のLPで発売されたが、フランスではこの2曲をカップリングしてショスタコーヴィチの協奏曲集としている。フランスだけの発売の仕方になっている。
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