商品コード:1379-025t[ETERNA] R.ケンペ/ ベートーヴェン:交響曲7番Op.92(リハーサル/抜粋3曲)
商品コード: 1379-025t
商品詳細:ケンペがドレスデンsk.を振ったETERNA録音は、シュトラウスだけではなかった。'70年ベートーヴェン生誕200年を記念しての行事に向けての1970年6月15日ドレスデン・ルカ教会スタジオで行われたリハーサルの録音である。通し演奏ではなく、時折ケンペによる指示が入る為に、このLPには全4楽章が入り切らなかったようで、A面に第1楽章、B面に第2/3楽章でLPは終わっている。恐らく第4楽章の録音もあったと思われるが時間の関係か、ここにはない。このリハーサルの後どこかで演奏会が行われたのだろう。しかし公式な演奏の録音はない、まったく惜しい事である。A面頭に針を落としてほんの10数秒で、この演奏がいかに特別に素晴らしいのか分かるだろう。ケンペの声(ドイツ語)が入って中断される、同じ個所がリピートされる。演奏が良いからリハーサルも面白い。天才技師シュトリューベン録音。 ケンペは生前、「ドイツ本流」の指揮者として日本でも評価が高かった。特に晩年には各社から相次いで発売される新録音レコードがいずれも高評価を受けてブーム状態となり、その頂点で急死したこともあって死後1年ほどは加熱気味ともいえる人気ぶりであった。しかし、来日も実現せず、指揮者としてこれから実り多い時期を迎えるというときに65歳で急逝したこともあって、死後徐々にブームの反動が来て忘れられ、録音も大部分が廃盤となった結果、中庸で地味な演奏という否定的イメージが残るようになる。ところが、2001年に日本で尾埜 善司氏による伝記が出版された頃から再評価の動きが急速に高まっている。ドレスデンsk.を特に頻繁に客演し、そこでの録音の大半はポストを辞した後だった。近年、バイエルン放送交響楽団やBBC交響楽団などとの放送用・ライヴ録音が次々に発掘されている。ルドルフ・ケンペが実は1949-1953年コンヴィチュニーの前任者としてドレスデン・シュターツカペレの楽長を務めていた事実はあまり知られていない。晩年のドレスデンsk.との大量の共演は実は思い出の古巣でもう一花咲かせたいという思いがあった為ではないだろうか? 詳しくは尾埜 善司氏の書籍を参考にされたい。
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