商品コード:1379-038n[ETERNA] K.マズア/ メンデルスゾーン:交響曲3番Op.56「スコットランド」
商品コード: 1379-038n
商品詳細:K.マズア指揮ゲヴァントハウスo.によるメンデルスゾーン:交響曲3番「スコットランド」。音楽以外にも詩・絵画等に才能を発揮した早熟の天才メンデルスゾーン、5つの交響曲も15~21歳の時に書かれた。当盤は32枚あるメンデルスゾーンEDのうちの一枚。「弦楽の為の交響曲」をはじめメンデルスゾーンEDのおよそ1/3を受け持ったマズアの指揮で早熟の天才の交響曲を聴いていただきたい。クルト・マズア(1927- 2015)はコンヴィチュニーやスウィトナーとは少し異なるが、ゲヴァントハウスo.の首席指揮者を1970年-1996年の間引き継いだ、伝統と革新を貫いた正統な東ドイツの指揮者である。在任期間中は同時にライプツィヒ市の楽長という職も兼任していた。ベルリンの壁崩壊に繋がったとされる1989年10月9日のライプツィヒの月曜デモにおいて、民主化を要求するデモ参加者が7万人に達し、秘密警察と軍隊の銃口が市民に向けられた際は、4ヶ月前に起きた天安門事件の二の舞になることを恐れたマズアは、東ドイツ当局に対して市民への武力行使を避け、平和的解決を要望するメッセージを発表した。その行動は当時国際的にも注目を集めた。また、ドイツ統一後の1994年5月にリヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー大統領が退任した際には、一時ドイツ・キリスト教民主同盟から大統領候補に擬せられたこともあった。メンデルスゾーンの交響曲全集は1971~72年に全4曲を録音。更に弦楽のための交響曲全13曲も1971年頃録音している。正直、日本では指揮者としての人気があるとは言えないが、実際聴いてみると意外にも卓越した実力を持った指揮者だということが分かる。1970年代の旧東独における時代に合った指揮者の一人であることは間違いのない事実である。コンヴィチュニーに次いで2回目のベートーヴェン:交響曲全集録音を任された事実は大きい。クルト・マズアは1967 - 1972年にドレスデン・フィルハーモニーo.の首席指揮者、1970-1996年ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.の楽長を歴任した。マズアは1990年代からライプツィヒにゆかりのあるフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディの作品の研究と普及に努め、荒廃していた住居を再建した他、1991年にフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ基金を設立し、メンデルスゾーンの再評価を進めた、メンデルスゾーンへの大きな貢献を残した指揮者だった。2015年88歳で没。中から一枚だけ選ぶとなれば当盤を措いてないだろう。
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