商品コード:1379-044tb[ETERNA] W.オルベルツ(pf) / ハイドン:Pfソナタ全集vol.5/25番, 26番, 28番, 29番

[ 1379-044tb ] Haydn, Walter Olbertz – Klaviersonaten


通常価格:¥ 4,400 (税込)

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商品コード: 1379-044tb

作品名:ハイドン:Pfソナタ全集-5/Pfソナタ第25番(第40番)Op.13-5 Hob..XVI:25, Pfソナタ第26番(第41番)Op.13-6 Hob..XVI:26 | Pfソナタ第28番(第43番)Op.14-2 Hob..XVI:28, Pfソナタ第29番(第44番)Op.14-3 Hob..XVI:29
演奏者:W.オルベルツ(pf)
プレス国:旧東ドイツ, Germany East
レーベル:ETERNA
レコード番号:826 644
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【旧東ドイツでのオリジナル】---ED黒/銀, グルーヴガード厚手, スタンパー/マトリクス:826 644-1B/826 644-2B(最古と思われる), Time Code:A76 W NT/A76 W NT, 1976年頃製造分(最古)
ジャケット:【旧東ドイツでのオリジナル】---両面紙ペラ, ジャケ裏年号:Ag 511/01/75(最古)
トピックス:1971年ドレスデン・ルカ教会スタジオ( Studio Lukaskirche, Dresden)でのステレオ録音, 録音技師:Eberhard Richter, プロデューサー:Eberhard Richter(兼任), 編集/カッティングマスター:Annelene Dziengel, 1975年VEB Deutsche Schallplatten Berlin. DDRにてコピーライト登録・同年ETERNA:826 644(当装丁)にて初リリース, これは旧東ドイツでの初年度リリース分オリジナル, 1967~1976年までに全12枚に全曲録音:826 377-8/527-8/644-6/790, 827 020-1/026-7, バラ12枚セットは簡単には出来ない, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★

商品詳細:全集は良いものが一つあれば充分という方には、迷わずこれをお薦めする。ズスケの相棒であるオルベルツは、ズスケほど注目されないが、本当に素晴らしいピアニスト。1967年、若い番号から録音をスタート。'76年、最後の52番を録り終えた。その為、全部揃えると、盤の厚さ等で違いが出るが、全て黒盤で揃う。技師はリヒターとクンツェ。全てが完全で、いつ聴いても新鮮な気分にさせてくれるはず。必ずや、生涯のお宝であり、友になると確信する録音!ピアノのヴァルター・オルベルツ(1931-)はアーヘン生まれ。フランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学で指揮法とピアノを学ぶ。元々東ドイツ地域の生まれではなかったがフランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学はドイツ・ヴァイマルにあり、オルベルツが23歳で卒業したとすれば1954年であり、ドイツの東西分裂は1949年なのでオルベルツはそのまま東側に残ったか、或いは既に東ドイツ地域に住んでいたと考えられる。オルベルツの最初の録音は1960年頃であり、モノラルでシューベルトの録音がある(片面はツェヒリン)。1969年からヴァイオリンのカール・ズスケとデュオを組むことになり、猛烈に多忙となる。ズスケとモーツァルトのVnソナタ集、ベートーヴェンのソナタ全集と短期間に大量の録音が始まった。P.シュライアーらの歌手の伴奏も大量にある。更には1971年から始まったハイドン・エディションのためにハイドン:Pfソナタ全集を担当することになった。このプロジェクトは全12枚のLPに及ぶ大作となった。西側にもハイドン:Pfソナタ全集はあるが、今もってオルベルツの録音が上位に入ることは間違いのない事実である。極端に言えばオルベルツの全集一つあれば他は考える必要のないほど圧倒的な内容である。このレベルで全53曲を網羅した録音は他にないと言って過言ではない。10年の歳月をかけて収録されたとは思えないほど統一感があり、ウィーン原典版を使用したハイドンの実像に迫る決定盤。オルベルツはその後"ハンス・アイスラー"ベルリン音楽大学でピアノ教師となり、1981年に教授となった。1964年頃からはテノールのペーター・シュライアーとヨーロッパはもとよりアメリカ、日本を含むアジア、オセアニア諸国にコンサートツアーで訪れ、非常に高い評価を得たが東側に留まり亡命はしなかった。オルベルツの特徴はなんといっても磨き抜かれた美音。想像だがライプツィヒのピアノ・メーカーである「ブリュートナー」を使っているからではないかと想像が膨らむ。表情はあっさりとしながらも、若々しさに溢れた生命感が漲る表情が冴え渡る。テンポを自在に操り曲想に応じた変化を明確に付ける。単に明るいだけではない、曲ごとの異なる表情を明確に捉え、それぞれにあった音色や添付、明暗を変えることができる極めて自在な懐を有したピアニストであった。ETERNAはこれほどのピアニストを離すはずもなく、特に良い待遇をもって接っしたのではと想像する。オルベルツが居なければズスケとのソナタ群も生まれなかったと考えると、ETERNAを縁の下から支えた偉大な音楽家であった事実が浮かび上がる。20年程掛けてコツコツ集める愉しみもありと思わせるシリーズ!

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