商品コード:1379-049t[ETERNA] I.マルケヴィチ/ ムソルグスキー:展覧会の絵(ラヴェル編), 交響詩「禿山の一夜」(コルサコフ編)
商品コード: 1379-049t
商品詳細:イーゴリ・マルケヴィチ(1912- 1983)が1973年東独を訪れ、5月14-18日にライプツィヒ和解教会にてゲヴァントハウスo.と録音したムソルグスキー。技師C.シュトリューベン。反応が素早いゲヴァントハウスo.の特性が現れ、それまでの西側の録音とは違った様相を呈する。ムダな音が無く、すっきりしている。オケの瞬発力が凄まじく、音の塊になって飛んでくる。管楽器のソロは、楽器が浮かび上がり、幻想的な雰囲気もある。ゲヴァントハウスは世界最古の古いオケながら、実力もトップレベル!通常、西側レーベルの大物と共同制作を行うのはドレスデンsk.というのが常で、あまり西側の指揮者の客演をしないゲヴァントハウスo.の珍しい西側指揮者を招聘した録音。交響詩『禿山の一夜』(リムスキー=コルサコフ編)も同じ時に録音している。1973年という年はマルケヴィチは丁度モンテカルロ・フィルハーモニーの音楽監督を辞して、聖チェチーリア音楽院管弦楽団の音楽監督の就任するまでの狭間となる期間である。その隙間があることを知ったETERNA側がこれなら西側レーベルとの共同制作の必要なしと踏んだのだろう。フリーのマルケヴィチをライプツィヒに呼んでの録音に成功。この営業努力は買うべきだ。この時ゲヴァントハウスo.のカペルマイスターはクルト・マズア(1970 - 1996)。政治力に優れた指揮者と聞く。自分でこの曲を録音するより何倍も当たると読んだに違いない。もし1973年マズア指揮ゲヴァントハウスo.だったらとうに忘れられた存在になっていただろう。それだけ名声の価値を知っていたのだろう。かくして大物マルケヴィチと世界最古の民間オーケストラの共演が初めて行われ、多くのファンの記憶に残る演奏となった。
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