商品コード:1379-053t[ETERNA] E.スヴェトラーノフ/ ショスタコーヴィチ:交響曲7番Op.60「レニングラード」
商品コード: 1379-053t
商品詳細:MELODIYAが企画した最初のショスタコーヴィチ交響曲全集は、5人の指揮者で分担して録音。大きなレーベルの大プロジェクトでは一般的なこと。スヴェトラーノフは初回全集で7・10番の2曲を担当。これはその7番。初回全集で半分以上の録音を担当したコンドラシンは、そのまま録音を続け一人全集を果たした。その追い上げと健闘は大変なものだが、敢えて別指揮者の演奏を選べば違う個性が出てくる。それも面白さの一つ。スヴェトラーノフ・ファンに是非。ETERNAは初!スヴェトラーノフはソビエト国立so.と交響曲第1/5/6/7/9番の計5曲を録音。他にオラトリオ『森の歌』、祝典序曲等がある。中でも1968年録音の第7番は得意とした曲で過激な演奏で知られる。いかにもロシアのオケと感じるパワー全開で爆演といえるほどの力が入った演奏である。ショスタコーヴィチ交響曲の録音はそれだけエネルギーを消費するようで旧ソ連でもLP時代に交響曲全曲録音を一人で完成させた指揮者はコンドラシンしかいないことも頷ける。MELODIYAが当初5人の指揮者で分担したのも当然といえる。この録音が行われた1968年は旧ソ連軍が主導でワルシャワ条約機構軍のプラハ侵攻が行われた「プラハの春」という自由化政策に対する旧ソ連の軍事制裁であった。スヴェトラーノフはくしくもこの年の8月21日ロンドンの ロイヤル・アルバート・ホールでショスタコーヴィチ:交響曲 第10番の演奏会を行った。プラハ侵攻は前日の8月20日深夜に開始されたのである。この速報は会場にも届き、演奏が始まってすぐに聴衆たちの混乱のざわめきで中断してしまう。しかしスヴェトラーノフは、果敢にも演奏を続け彼の生涯の中でも唯一とも言える素晴らしいパフォーマンスを残したといわれている。全曲録音こそないが7番の鬼気迫る演奏はこの事件の年に録音された歴史的なものとなった。
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