商品コード:1379-064[PREMIO] J.アンドラード(vn)/ ブラームス:Vn協奏曲Op.77
商品コード: 1379-064
商品詳細:アンドラードのブラームスはこれがオリジナルと思われる。過去に何度か入荷があるが人気も高く、すぐ在庫切れになってしまう。この仏女性Vnの録音は極めて少ない。レーベルも定まっておらず、ETERNAにもモーツァルトの録音がある。その中でも、このブラームスは人気が高い。ヌヴーほどの迫力はないが、女性らしいアプローチと優しい音色で、魅力のあるソリストだと思う。モノラルの圧倒的な音にぐいぐい押される心地よさ!ジャニーヌ・アンドラード( 1918- 1997)はフランス、ブザンソン生まれの美形女性ヴァイオリン奏者。幼少期からヴァイオリンを始め、1926年にピアニストの母親の伴奏で初リサイタルを行った。その後、パリ音楽院に進学してジュール・ブシューリ(1877-1962)のクラスに入り、1931年にプルミエ・プリを得て音楽院を卒業した。その翌年からスイスで演奏活動を開始したが、1935年にジャック・ティボーと共演したのを機に、ティボーの教えを受けるようになった。第二次世界大戦後は積極的に海外への演奏旅行に行き、1954年にはフランス政府の文化使節として来日も果たした。1972年に脳卒中のために失語症と右半身の麻痺を生じて引退を余儀なくされ、ヌイイ=シュル=セーヌにあるガリニャーニ財団の養護施設で余生を送った。1997年ルヴァロワ=ペレの病院にて死去。アンドラードはヌヴーなどよりずっと長生きしたが録音はさほど多くない。しかし四大ヴァイオリン協奏曲を録音したことは幸いであった。但し殆どがマイナーレーベルなので入荷は少なく、人目を引くことはなかった。その中でブラームスだけは高音質録音で知られるVÉGAから出ていることは何より良い。録音はドイツで音源はドイツのマイナーレーベル所有だろう。VÉGAはフランスでの供給レーベルとなる。但しやはり音質は非常に良い。指揮者はマイナーだがベートーヴェンの第九などの録音もある指揮者。彼女のデビュー録音は1943年仏COLUMBIAに入れたSPで「ジュール・ブシューリとその弟子たち」というタイトルらしい。気迫こそヌヴー/イッセルシュテットのライヴに負けるが気品においては上をゆくのではと感じられる。名演名高いデ・ヴィートやマルツィの録音に対抗できる数少ない女性録音だろう。弦の切れ味は前者二人よりずっと鋭く録音も悪くない。
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