商品コード:1378-059[DECCA] G.ショルティ/ 序曲集/ワーグナー, ベルリオーズ, ロッシーニ, ベートーヴェン, レオノーレ
商品コード: 1378-059
商品詳細:ショルティは複数の序曲集を出しているがこれは1972年5月・1974年にシカゴのイリノイ大学で行われた録音。ゲオルク・ショルティ(1912– 1997)はハンガリー出身の指揮者。1949年DECCAに初録音を残し、モノラル期から多くの録音を残したが1959年から始まったワーグナー:ニーベルングの指環(全4曲)を初めて一人指揮者として録音したことで一躍名を馳せた。名プロデューサー、ジョン・カルショーのもと、デッカの総力を結集した大プロジェクトを成功に導き、DECCAの重鎮的指揮者となった。1969年にシカゴ交響楽団の音楽監督に就任すると、コンサートオーケストラの本格的在任は生涯初ながら、やや停滞が伝えられていたこのオーケストラを数年で立て直し、その活躍はめざましいものとなる。シカゴ響初の海外公演を成功させる。当初2年間のコヴェントガーデン歌劇場兼任、1979年からの4年間のロンドン・フィル兼任があったものの、二十数年の在任期間の多くを同団に傾注し、名コンビと謳われた。DECCAに沢山のシカゴo.との録音を残した。これもその一つである。1972年にイギリス国籍を得て帰化し、ナイトの称号を授与される。それ以降のレコード・ジャケットにはサーが付くようになる。これはA面2曲、B面3曲と曲数は少ないがまさしく国際感覚で仕上げられた万人に聴きやすく、しかもクオリティの面でも当時第一級のレベルといえる内容である。第1曲目のニュルンベルクのマイスタージンガー~第1幕への前奏曲等は如何にも端正であり、癖のない全く弱点が見当たらない演奏といえる。逆の立場で言えば個性が乏しい演奏ではあるが、1970年代当時、市場は1950/60年代のような個性を求めなくなっており、時代の要請ストレートに答えた演奏スタイルである。DECCAといえども営利企業である。常に数年先を見据えた敬遠が必須となることは言うまでもない。この演奏こそが、新時代に相応しいスタイルでありDECCAの誇りであったと思われる。尚レコード番号がSXLP となる理由は不明、SXL番号は存在しない。
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