商品コード:1377-016[EURODISC] M.バシチ/ モーツァルト:3つの行進曲~第2番K.408-2, セレナーデ4番K.203「コロレド・セレナーデ」, 行進曲K.237
商品コード: 1377-016
商品詳細:モーツァルトのセレナーデを聴く上で欠かせないが、何故か日本では殆ど知られていないのが当盤。これと対向できるのはリステンパルトのK.203しかないのではと思う。オケは何と言ってもザルツブルクモーツァルテウムo.。時代は1964年ザルツブルグでの録音。ジャケット表紙に写る部屋が録音が行われたクレースハイム城・大広間である。この恐ろしく天井の高い部屋の残響が程よく響いて臨場感たっぷり。指揮者のムラデン・バシチ(1917- 2012)はクロアチア・ザブレグ生まれのピアニスト、指揮者。昔でいうとユーゴスラヴィア人である。バシチはザグレブ音楽院でピアノ、指揮、作曲を学んだ。彼の音楽キャリアは1940年にレペティトゥールとして始まった。1945年からはザグレブのクロアチア国立劇場のオペラ指揮者を務め、1955年から1958年までは同劇場のオペラ監督も務めた。1959年、ザルツブルクのザルツブルク州立劇場のオペラ監督に招聘された。1年後、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席指揮者に就任。1962年から1972年まで、バルセロナのリセウ大劇場の常任指揮者を務めた。1967年と1968年には、フランクフルト歌劇場の首席指揮者に任命された。1968年から1970年にかけて、彼は再びクロアチアに戻り、今度は夏の音楽祭「スプリツコ・リェト」の音楽監督と、スプリットのクロアチア国立劇場のオペラ監督を務めた。1970年から1978年まではザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者兼プログラミング・スーパーバイザーを務め、当時の首席指揮者ロヴロ・フォン・マタチッチと協力した。1978年にマインツに招かれ、1990年まで音楽総監督を務めた。1997年プロとしての経歴を認められ、クロアチア文化省から音楽における生涯功績に対してウラジミール・ナゾル賞を受賞した。これはバシチのザルツブルク時代の代表的録音である。バシチは遅めのテンポで始め、最高レベルのK.203を聴かせてくれた。日本では知られていない指揮者だが、名前でなく、仕上がりで優劣をつけていただきたい。オリジナルのEURODISC盤は残念ながら表面隆起の危険因子を含むプレスの為安価とした。しかし内容は第一級!
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