商品コード:1377-032[COLUMBIA] H.v.カラヤン/ プロコフィエフ:ピーターと狼Op.67, ハイドン:おもちゃの交響曲
商品コード: 1377-032
商品詳細:カラヤン指揮フィルハーモニアo. P.ユスティノフ(nar)によるプロコフィエフ:ピーターと狼、ハイドン:おもちゃの交響曲。「ピーターと狼」は後年、仏VSMにフィルハーモニアo.と入れたものがあるが、おもちゃの交響曲はおそらく最初で最後の録音。何時の時代も素晴らしい録音を残してきたカラヤン、晩年の粘るような演奏も嫌いではないが当盤に聴く躍動感溢れる演奏は彼の一つの絶頂期と言っても良いだろう、勿論フィルハーモニアo.の演奏なくして成しえなかった事は言うまでもない。「ピーターと狼」はこのジャンルとしてはブリテンの「青少年のための管弦楽入門」と並ぶポピュラーな作品である。ナレーターと小編成のオーケストラのために書かれている。1946年にウォルト・ディズニー・カンパニーの「メイク・マイン・ミュージック」の中の一作として製作された。子供にも内容がわかりやすいよう、ストーリーも大きく改変されており、狼以外のピーターの家で飼われている動物たち(アヒルと猫)にも名前が付いている。VHSでは「ファン・アンド・ファンシー・フリー」で公開された「ボンゴ」を同時収録して、ブエナ・ビスタの「とっておきの物語」シリーズとして販売された。B面の後半から始まるハイドン:おもちゃの交響曲は数奇な運命を持つ作品である。現在ではハイドンではなく、オーストリアのチロル地方出身の作曲家で、ベネディクト会の神父でもあったエトムント・アンゲラーが1770年頃に作曲したと考えられている。この交響曲が最初に出版された時、作曲者としてフランツ・ヨーゼフ・ハイドン、またタイトルとして『こどもの交響曲』が出版社の判断で付けられた。邦題の『おもちゃの交響曲』は、英語圏でのタイトル「Toy Symphony」に由来する。しかしハイドンによる自筆譜が存在せず、またこの交響曲の成立に関する手紙等の二次資料がない為、確証は得られていなかった。またハイドンの他の作品と比較して、本作はあまりにも単純であり田園的である為、早くから偽作説が有力であった。次に推測されていた作曲者はハイドンの5歳年下の弟ミヒャエル・ハイドンであり、ミヒャエルはザルツブルク在住でモーツァルト親子とも親交があり、モーツァルトの最後の交響曲である第39番、第40番、第41番のモデルとなる交響曲を作曲していた。しかし、ミヒャエル・ハイドンであるという説も確証は得られなかった(なお、一時は本作がヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの作品であるという仮説もあった)。1951年、モーツァルトの父であるレオポルト・モーツァルトの作曲とされるカッサシオン(全7曲)が、エルンスト・フリッツ・シュミットによりバイエルン州立図書館から発見され、その一部が『おもちゃの交響曲』と同一であることが判明した。レオポルト・モーツァルトの作品はほとんど後世に伝わっていないが、本作が彼の作品であるというニュースは、世界中の研究者や音楽ファンから納得をもって受け入られた。こうした経緯により、一時は本作がレオポルト・モーツァルトの作品であるという説が定着していた。L.モーツァルト:おもちゃの交響曲--というタイトルのLPは実際に多い。しかし、1992年にオーストリアのチロル地方シュタムス修道院(Stift Stams)の音楽蔵書の中から、1785年頃に当院の神父シュテファン・パルセッリ(Stefan Paluselli, 1748年 - 1805年)が写譜した『おもちゃの交響曲』の楽譜が発見された。そこには同じくチロル出身で、今日全く忘れ去られた作曲家エトムント・アンゲラーが1770年頃に作曲したと記されていた。現在ではエトムント・アンゲラーの新作とする説が有力。時代により作曲者が変わる曲は他にもあり、「おもちゃの交響曲」の場合LPジャケットの表記をそのまま表記することにしている。
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