商品コード:1376-032t[DGG] H.ベーレンス(s)/ リスト:歌曲集(14曲)
商品コード: 1376-032t
商品詳細:かなり珍しいDGGのデジタル録音。1986年ハンブルクでの録音。ヒルデガルト・ベーレンス( 1937- 2009)はドイツ・オルデンブルク生まれのソプラノ歌手。フライブルク音楽大学に学び、1971年卒業。同年デュッセルドルフのライン・ドイツ・オペラと契約し、幅広いレパートリーを持つようになる。ヘルベルト・フォン・カラヤンによって見出され、1977年ザルツブルク音楽祭の「サロメ」で国際的にセンセーショナルなデビューを飾ることで、メジャーへの糸口を掴んだ。1983年バイロイト音楽祭の新演出「ニーベルングの指環」でゲオルク・ショルティ指揮の下、ブリュンヒルデ役を初めて演じ絶賛され、世界各地の歌劇場で同役を演じるようになる。また、パリでR・シュトラウス「エレクトラ」を小澤征爾と共演し、世界各地で同役を演じ、最高のドイツ・ドラマティック・ソプラノとしての名声を確立した。他にも現代の作曲家による歌劇にも積極的に出演した。声のみならず容姿や演技に優れていた点についても、二種類の「指輪」をはじめ多くの映像が残されている。2009年8月、草津国際音楽アカデミー&フェスティバルに出演する為に来日していたが、8月17日から体調不良を訴え東京都港区の病院に入院していた処、8月18日に動脈瘤破裂などにより死去。72歳だった。ドラマティックな表現を特長とし、現代音楽の上演にも積極的に取り組んだ。高音の伸びと美しさには定評があった。音楽評論家の吉田秀和は、バーンスタイン指揮バイエルン放送交響楽団との共演による「トリスタンとイゾルデ」のレコードを評して、「…この歌を耳にして、その美しさに聴き惚れない人は、あまり、いないだろう。ヒルデガルト・ベーレンスというソプラノだが、私はまだ知らない人である。…なるほど、美声である。上の方なども、ちっとも苦しそうでなく、むしろ、上にゆくほど快く、澄んで響いてくる。」と賞讃している。日本での知名度は低いが当盤を聴けば、その美声が理解されるだろう。1970年代後期からEMI、DECCA 名地に録音を残すがDGGはこの1枚だけと思われる。リストの歌曲集という珍しいLPだけに歌曲に興味がある方には大注目の1枚である。しかも非常に入荷の少ないレア・デジタル盤!これまで録音がほとんだなかったリストの歌曲に触れる機会。良い曲ばかりで驚くことになる!
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