商品コード:1376-043b[ERATO] P.アモイヤル(vn)/ プロコフィエフ:Vn協奏曲1番Op.19, 2番Op.63
商品コード: 1376-043b
商品詳細:1970年代ERATOのスター・ヴァイオリニスト、ピエール・アモイヤル。ハイフェッツが唯一認めた弟子。この録音もハイフェッツから贈られたヴァイオリンの名器ギュスターヴ・ヴィヨームを使用しての録音と思われる。この盤は長岡鉄男「外盤A級セレクション」にもNo.59として登録されている。録音状態は平均的STUレベル。彼のヴァイオリンは細身で繊細、デリケートな気分を持つ。このようなスタイルが1970年代には受けたのだろう。プロコフィエフ:Vn協奏曲では名演と言われるシゲティの演奏とは対極にある、美的で華奢なところが魅力か。 ピエール・アモイヤル( Pierre Amoyal)は1949年パリ生まれのユダヤ系フランス人のヴァイオリニスト。12歳でパリ音楽院を一等賞(プルミエ・プリ)を獲得して卒業(当時、史上最年少)。その後ロサンゼルスに渡り、5年間ヤッシャ・ハイフェッツの下で学ぶ。ハイフェッツの下で徹底的に基礎技術から磨きをかけた。ハイフェッツが弟子の中でその才能と技量に全幅の信頼を置いた唯一の弟子であり、室内楽のコンサートやレコーディングで共演も行った。アモイヤルが独り立ちしてハイフェッツの下を離れる時、ハイフェッツはギュスターヴ・ヴィヨームの銘器を自ら購入してアモイヤルに贈った。ハイフェッツ譲りのコシの強い美音と、速いパッセージを端正に演奏する正確さに加え、フランコ・ベルギー派の流れを受け継ぐ幅広いヴィブラートが挙げられる。独特の音の伸びや音色の多彩さを利用したテンポ・ルバートも個性的なものである。ERATOが1970年、新世代の看板奏者にした期待の星だった。張りのある美音と効果的に用いるヴィブラートが彼の魅力。ロマン派の叙情性を聴く事が出来る作品。プロコフィエフでは荒々しい演奏が多く好まれるようだが、当盤に聴くアモイヤルは細目の澄んだ美しい透明度の高い音色と、よく粘る表情で大胆に展開する。Vn奏者が劣化、減少してゆく中で一人、気を吐く、1970年代における最高レベルのヴァイオリン奏者の一人である!この録音での使用楽器は、ハイフェッツから贈られたヴァイオリンの名器ギュスターヴ・ヴィヨームなのか、別所有のストラディヴァリウス“コハンスキ"(1717年製)であるか不明。
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