商品コード:1375-009n[IRAMAC] S.アンシュッツ(pf) / バッハ:ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集
商品コード: 1375-009n
商品詳細:ピアニスト、ソニア・アンシュッツの詳しい経歴は不明。ベルギーのアントワープ生まれ。ブリュッセルでマルセル・マースに師事。アニー・フィッシャーの薫陶も受けた。1948年頃プロデビューして欧州各地で演奏をしたらしい。活動はベルギー国内が中心だった為、国際的な知名度は低い。グリュミオーとの共演経験もあるようだ。IRAMACレーベルはオランダあるいはゆかりの音楽家の演奏を供給する地域レーベルで、製造関係はPhilipsに依存している。1960年代中期から小規模な運営を行っている。「W.フリーデマン・バッハのためのクラヴィア小品集」は、長男・ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784)が9歳になったケーテン時代1720年から、バッハがレッスン用に溜めておいた曲から抜粋して執筆されている。バッハ自身の曲(初期草稿など)やフリーデマンが書いたもの、バッハ以外の作曲家の作品も含まれる。1722年からのアンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳(のうちクラヴィア曲)と比べると難易度が少し高い。全63曲存在する。この曲集は、フリーデマンが、鍵盤楽器を弾けるようになるために、編んだ曲集ではなく「 作曲 」 を学ぶために編まれたも。この曲集に、「 平均律クラヴィーア曲集第 1巻 」 の、前奏曲 1番 ~ 12番 ( 7番を除く ) と「 インヴェンションとシンフォニア 」の、大半の初稿が入ってる。平均律の初稿であると同時に、独立した作品でもあるということ。作品集とは別に音楽帳をそのまま録音したLPは少なく貴重である。未完成作品との誤解を受けがちだが、これはバッハが編纂した作曲技法の音楽帳であり、完成作品と関連付けて聴くことで作品の創作過程がわかることになる。これ自体が鑑賞作品としても存在できるところにバッハの偉大さが理解できる。
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