商品コード:1375-030[Club Français] G.セバスティアン/ ワーグナー:マイスタージンガー序曲, ジークフリート牧歌, 「神々の黄昏」組曲
商品コード: 1375-030
商品詳細:あちこちに少しづつ録音を残すが、日本では無名の指揮者、ジョルジュ・セバスティアンは1903年ハンガリー生まれ。ブダペスト音楽院でバルトーク、コダーイに学び、1922年ミュンヘン歌劇場でB.ワルターに師事。その後1946年パリ・オペラ座の首席に。以後オペラ・コミック、フランス国立放送o.等を指揮。クリュブ・フランセには6点を残す。珍しいワーグナーはパリ音楽院oを振る311と南西ドイツ放送o.を振る375がある。テンポを変えず端正に穏やかなワーグナー。上品かつ流麗。A面は「マイスタージンガー」~序曲とジークフリート牧歌の2曲。B面は「神々の黄昏」のオーケストラ組曲となっている。ワーグナー自身は組曲を編曲していない。ここでは編曲者の記載はないが、過去に「神々の黄昏」のオーケストラ組曲の編曲を行った人物はユーゴスラビア出身の指揮者ロヴロ・フォン・マタチッチ( 1899 – 1985)が知られている。主に3場面を繋いで組曲らしくしたもので組曲の録音は少なく、これまでにマタチッチ編曲しか入荷がない。マタチッチ自身のチェコpo.との録音ではマタチッチ編曲と記載があるのだが、記載がないということは恐らくマタチッチ編曲版とみて間違いなさそうである。そうでない場合はジョルジュ・セバスティアン自身の編曲の可能性が出てくる。他の指揮者は楽劇「神々の黄昏」~有名曲である「ジークフリートとブリュンヒデル」や「ジークフリートのラインへの旅」などの有名管弦楽曲を単独で録音する事がほとんどである。片面全て使って3~4曲を切れ目なく繋いだ組曲を録音したLPは多くない。単独演奏と組曲とはさほど大きな違いはないと思われる。マタチッチ編曲では有名な4曲を繋いで演奏しているようである。セバスティアンもそれに習ったスタイルと思われる。楽劇「神々の黄昏」となると非常に長丁場になる作品である。LP片面に収まる組曲はその意味で一つの大交響詩のような構成で楽劇「神々の黄昏」の世界観が味わえるエコな編集なのである。SUPURAPHONのマタチッチ盤が最も重要といえるが、セバスティアン盤も聴いた限りでは愉しめる演奏である。珍しい楽劇「神々の黄昏」組曲を是非お試し戴きたい!実に自然に組み合わされ堂々とした一つの曲として再構成されていることに気が付くはずである。
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