商品詳細：クープランの様々な作品から抜粋して1枚のLPに仕立てたもの。A面には全部で14曲あるコンセール集～第5集に相当する「趣味の融合 コンセール第5番」の全5曲がフルート、ファゴット、チェンバロの3つの楽器で演奏される。コンセール集は室内楽で演奏されたり、室内オーケストラで演奏される場合もある。その後は全部で27曲あるクラヴサン曲集～それぞれ抜粋で5曲が、チェンバロ・ソロで演奏される。チェンバロはポリーヌ・オーベール。A面最後はやはりクラヴサン曲集第3巻-第14オルドルにある名作「恋のサヨナキドリ」、恋するナイチンゲールと訳されることもある曲でここではチェンバロ・ソロではなく、フルートとチェンバロで室内楽風に演奏される。B面は組曲「諸国の人々」、正式には「諸国の人々 - トリオによるソナードとサンフォニー組曲集」で4つの組曲からなるトリオ・ソナタで演奏される室内楽作品である。ここでは第4組曲「ピエモンテ人」(全7曲)を2Vn、Vc、チェンバロの4人でトリオ・ソナタとして演奏している。B面最後は10曲以上ある世俗歌曲～3曲選んでバリトンのカミーユ・モラーヌがチェンバロ伴奏で歌っている。この3曲が当LPのハイライトだろう。ERATOへの録音より以前の古い録音である。室内楽のLPだが、この聴きものであるモラーヌの3曲はB面の1/3程だが、その歌声は神々しく、気高く、このLPの価値を高めている。他の部分も器楽2～4台による静かな演奏で、十分に推薦に値する。モラーヌの参加はよくジャケット裏を見ないと分からない。ステレオは存在しない。大クープランとも称されるフランソワ・クープラン( 1668- 1733)の魅力を1枚に凝縮したようなLP!

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