商品コード:1374-037[VSM] C.シューリヒト/ ベートーヴェン:交響曲3番Op.55「英雄」

[ 1374-037 ] Beethoven - Carl Schuricht ‎– Symphonie N° 3 "Héroïque"


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商品コード: 1374-037

作品名:ベートーヴェン:交響曲3番Op.55「英雄」/-- 1.Allegro Con Brio--2.Marche Funèbre (Adagio Assai)-- | --3.Scherzo (Allegro Vivace)--4. Final (Allegro Molto Poco Andante - Presto)
演奏者:C.シューリヒト指揮パリ音楽院o.
プレス国:フランス, France
レーベル:La Voix De Son Maître
レコード番号:FALP 574
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A : 1960 Grand Prix de disque Academie Charles Cros 金シール付き
キズ情報:B面1時に極小1回出る溝スレあり
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---銀大ニッパー段付, グルーヴガード厚手, スタンパー/マトリクス:2XLA 485-3N/2XLA 486-1N, 補助マトリクス:ラウンド/ストレートMスタンパー・M6 196444/M6 196445, 1959年頃製造分Pathéプレス, フラット盤は存在せず
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---棒付厚手ボード(粗目紙厚手・ザラザラ表面), ジュベール工房のデザイン, ⓅⒸなし, ペラジャケット存在せず
トピックス:1958年12月18/20/23日パリ・サル・ワグラムでのモノラル録音, 録音詳細不明, フランスでは1959年Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marcon. Parisによりコピーライト登録・同年La Voix De Son Maître:FALP 574(銀大ニッパー段付レーベル・棒付厚手ボード・ジャケット入り)にて初リリース・当アイテム→1960年代前期・同一番号で赤白SCニッパー段付レーベル・棒付厚手ボード・ジャケット入り)→1965年 Trianon:TRX 6142→1974年Trianon:UTRE 6142→2C 045-12782→TRI 33 160と変遷する, 英国ではALP番号は未発売で1967年頃Music For Pleasure:MFP 2029で初リリース, 1957年4月~58年12月の全曲録音の一つ, これはフランスでの初年度リリース分オリジナル!, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★★

商品詳細:クリュイタンスと並び称されるベートーヴェン交響曲全集の一つ。「英雄」は1958年12月18、20、23日パリ・サル・ワグラム。CD評等によく、残念ながらモノラル録音だった等の寸評を見るが、これはモノラルを全く知らない人間の感想で、真実は逆であり、モノラル録音だったことは非常に幸運である。一つの技術が最終期に入ったということは、最も熟した果実を手にできることを意味する。当然、音質は最高レベルに達しており、後年、ステレオ録音したブルックナーとは比較にならないほどのクオリティを有する。同時期の名演、クリュイタンス/ベルリンpo.と大きく異なる点は、シューリヒトのテンポ設定と独自の解釈にある。この颯爽と吹き抜けるつむじ風のようなスタイルは、力強く煙を吐き突き進む蒸気機関車のようでもあり、大型の推進装置をまとったロケットのようでもある。一度このテンポを知った人は、これが基準となり、これが妥当に思えてくるから不思議。クラシック音楽を聴き込んできた方が、ある日、シューリヒトという指揮者に出会う。おそらく一種、カルチャーショックを受けるに違いない。若い時期、フルトヴェングラーのような濃厚なロマンチシズムに酔うのもいいだろう。しかし、シューリヒトの持つ不思議な魅力は年を重ねた方に理解されるような気がする。ベートーヴェン交響曲全集は全てパリ音楽院o.と1957年4月~58年12月の間に集中的に録音された。当時、フランスはまだモノラル期。しかし今となっては、それが幸いし、ステレオでは表現不可能なオーケストラの力感が万人に伝わる。これを幸いと言わず何とするか。一度このテンポを知ってしまうと、他が何とも間が抜けて感じてしまう。そして、何度となく繰り返し聴きたくなる魅力があるベートーヴェン。少なくとも全曲がALPでは発売されていないことは確か。3番はALPは未発売で1960年代後期にMusic For Pleasure:MFP 2029でリリースされた。シューリヒトのテンポは非常に早く、数人の指揮者とタイムを比較した方がおられ、たとえばクレンペラー/ニューpo.(1958年)と比べると、シューリヒトはトスカニーニ並みのタイムらしい。聴いた印象では冒頭のテーマでは速さは感じず音を引っ張る感じはあるがドスンと来る部分はまるで電光石火のようで、もたつきは微塵もない俊敏な演奏である。全体にオケはスリムで筋肉質。厚みは少ないがテンポとのバランスが取れている。鷹揚なクレンペラーとは対照をなす演奏である。好みの問題だが、シューリヒトのスタイルを一度知ってしまうと快感に感じてしまう!

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