商品コード:1373-039n[MELODIYA] V.クルリン, V.ソヴォレス(ob)/ ベートーヴェン:管楽合奏曲集/八重奏曲Op.103「パルティア」 他
商品コード: 1373-039n
商品詳細:ベートーヴェンのマイナーな管楽器による室内楽3曲入りの珍品。A面の木管八重奏曲 変ホ長調「パルティア」はボン時代の終わり頃、ベートーヴェンの作曲した室内楽で最大の編成。1770年代から80年代を通してウィーンで大変に好まれた管楽合奏のアンサンブルで、特にベートーヴェンがこの作品で設定したオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット各2管の編成はハルモニー編成とも呼ばれた。1784年にボンの領主となるケルン選帝侯マックス・フランツは、自分と同い年のモーツァルトの音楽を愛好し、ボンにもウィーン風のハルモニームジークをもたらしていた。ベートーヴェンも1793年に手直しを加えた形で作成された自筆スコア譜には表題として「パルティア」と明記した。「パルティア」はパルティータ(多楽章編成による小品集)からきており、野外で演奏されるパルティータのフェルトパルティーやフェルトムジークにならっている。ベートーヴェンの作品にこれまでなかったウィーン風の野外音楽が完成したのである。これらはモーツァルトのディヴェルテイメントを彷彿とさせる曲であり、ボンの領主となるケルン選帝侯マックス・フランツを喜ばせるためのモーツァルト風木管作品である。これがなかなかの完成度で、録音こそ少ないが、ベートーヴェンの物まね風の才能の高さを示すものである。知らずに聴いたらモーツァルトの曲と勘違いしそうである。B面2曲もまたほとんど演奏されないマイナー作品で、先頭がOb・Fg・3Hrのための五重奏曲 変ホ長調。A面の木管八重奏曲のD.ペチェルスキー(fg)が兼任するが、他4人は全く別のメンバーに変更。1793年の20歳の時の作品。B面最後は4つのトロンボーンのための3つのエクヴァーレという曲で1812年のこちらは42歳の時の曲。文字通り4本のトロンボーンだけで演奏される曲。これが初入荷かもしれない。中年の作品なのでそれなりの完成度を持つ曲である。MELODIYAにしては非常に珍しい曲ばかり収録した珍しいLP!
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