商品コード:1371-006[PHILIPS] W.メンゲルベルク/ バッハ:マタイ受難曲B.244(一部カットあり)

[ 1371-006 ] Concertgebouworkest, Willem Mengelberg Bach: St. Matthew Passion


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商品コード: 1371-006

作品名:バッハ:マタイ受難曲B.244(全曲・一部カットあり)/ I. Teil. Einleitungschor "Kommt, Ihr Tochter, Helft Mir Klagen" Bis Rezitativ "Da Ging Hin Der Zwölfen Einer, Mit Nahmen Judas Ischariot."-- 2. Teil (Schluss). Resitativ "Und da Sie Ihn Verspottet Hatten" Bis Schlusschor "Wir setzen Uns Mit tränen Nieder"-- | -- I. Teil (Fortsetzung). Arie "Blute Nur, Du Liebes Herz" Bis Rezitativ "Petrus Aber Antwortete, Und Sprach Zu Ihm"-- 2. Teil (Fortsetzung). Rezitativ "Petrus Aber Sass Draussen Im Palast" Bis Chor "O Haupt Voll Blut Und Wunden"-- | -- 1. Teil. (Fortsetzung) Rezitativ " Da Kam Jesus Mit Ihnen Zu Einen Hofe" Bis Arie "So Ist mein Jesus Nun Gefangen"-- 1. Teil. (Schluss) Rezitativ "Und Siehe, Einer Aus Denen-- 2. Teil Arie "Ach Nun Ist Mein Jesus Tot" Buis Chor "Wer Hat Dich So Geschlagen"
演奏者:W.メンゲルベルク指揮コンセルトヘボウo./アムステルダム・トーンクンストcho./ザンハルスト少年cho.K.エルプ(t/福音史家) J.ヴィンセント(s)I.ドゥーリゴ(a)L.v.トゥルデル(t)H.シャイ(bs)P.V.エグモンド(org)J.d.ヘルトグ(cemb)L.ツィイマーマン(vn)G.ブランハード(ob・ダモーレ)W.ベッデモルス(ob・ダカッチャ)H.バルワーザー(fl)他
プレス国:オランダ, Holland
レーベル:PHILIPS
レコード番号:A 00320-2 L
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×3, 箱入り3枚組, 3 single records in box
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:第2面3時に微かに数回出るスレあり→7, 第3面1時に微かに数回出るスレあり→7
レーベルタイプ:【オランダでの第2版(3枚組の最初)】---アズキ/銀Minigroove狭内溝, 外周7cmに盛上り(土手ではない), ナイフエッジ厚手, Ⓟなし, スタンパー/マトリクス:AA 00320▽1L=10 670 ΛΛ凶1/AA 00320▽2L=4 670 V~凶---以降省略, 1958年の製造分
ジャケット:【オランダでの第2版(3枚組の最初)】---全6面茶クロス紙箱, リブレット付, ⓅⒸなし
トピックス:1939年4月2日にアムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール(Concertgebouw, Amsterdam on Palm Sunday)での放送用モノラル・ライブのテープ録音, Palm Sundayと呼ばれる復活祭前日の日曜日の恒例演奏会での録音, オランダでは1952年N.V. Philips Phonografische Industrieによりコピーライト登録・同年LP化されPHILIPS:A 00150-3 L(4枚組箱入り・アズキ/銀minigurooveレーベル・フラット盤)にて初リリース→1958年頃A 00320-2 L(3枚組箱入り・アズキ/銀minigurooveレーベル・ナイフエッジ厚手盤)に変更(当アイテム), 英国でも1952年頃英PHILIPS:ABL 3035-8(4枚組箱入り・アズキ/銀minigurooveレーベル)にて初リリース, フランスでは1956年頃仏PHILIPS:A 00320-2 L(3枚組布張豪華アルバム)にて初リリース→1958年頃同一番号(スリットケース入り)に変更, フランスに4枚組箱は存在しない, 歴史的な録音だが音質は想像以上に良い, 演奏:★★★★★, 音質:★★★+

商品詳細:ドイツによる進攻が始まった1939年、オランダ・アムステルダムにて録音された、歴史的傑作として名高いマタイ受難曲。音質は古さもあって万全とは言えないが、空恐ろしいほどの祈りと精神性をひしひしと感じる。伝統的な少年合唱を用い、全員の魂がメンゲルベルクの棒に向かって集中しているのがわかる。これはLP化後の第2版となる3枚組だが、'50年代プレスで音質は十分。オランダPHILIPSの初出4枚組は非常に高額。まずこれで聴いていただきたい。価値ある箱!フランスPHILIPSには4枚組は存在せず3枚組が初出と思われる。オランダ・ラジオ放送ユニオンによってラジオ放送用に1939年4月2日にアムステルダム・コンセルトヘボウ大ホールにてテープ録音されたモノラル・ライブの放送用音源でSPは存在しない。この録音システムは、黒色に塗布されたセルロイドのフィルム上に、サファイア・ガラスの針で刻み込んで録音し、映写フィルム同様に読み取るものらしい(映画のサウンドトラックに利用される方式とほぼ同じ)。この方式により、当時の商業レコードである78回転SP盤よりも長時間かつ、より広い周波数帯域の収録が可能となった。このライヴは1939年第二次大戦直前の復活祭前日の日曜日の演奏で、メンゲルベルクは1899年以来、この祝日に何十年も途切れることなく毎年演奏を行ってきたのだが、同年9月1日にドイツがポーランドに侵攻し勃発する第二次世界大戦により、以降は途絶えてしまったらしい。当時の慣行に基づくカットがある為、現在演奏されるような完全版ではないらしい。具体的には一番大きなカットは、第49曲の中間から一気に第54曲に飛ぶ箇所。この録音の後、オランダが戦禍に巻き込まれる事を予言しているかのような沈痛な演奏は戦争の予兆なくしてはあり得ないほどの空気感を放っていて、聴いていて辛くなるほどのものであるが、重要な記録として人類の遺産ともいうべき録音であることは確かである。

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