商品コード:1371-013n[ETERNA] H.コッホ/ モーツァルト:レクイエムK.626, ミサ曲K.427
商品コード: 1371-013n
商品詳細:モーツァルトの宗教曲2曲を3枚組BOXに収めたセット。単売は存在しない。1曲1枚に収めるのが通例だが、1枚に収めることをしたくなかったというのが本当のところだろう。ETERNAで最初の録音となったモーツァルトの大物合唱作品。ETERNAで当時最も権威のあった声楽・オペラ指揮者であるヘルムート・コッホが指揮を担当したことは自然の成り行きだった。東独ETERNAは声楽作品をドイツ語で録音する事にこだわったレーベルで、イタリア系のオペラ作品ですらドイツ語で多く録音している。この類いの録音を主導していたのがコッホだった。更に言えばETERNAで最初にブランデンブルク協奏曲を録音したのもコッホ。一曲目のレクイエムはジェスマイヤー版を採用し、恐ろしくゆっくりしたテンポを保つ。合唱も含めた濃密な空気感に支配される。ソロ歌手の声には好みが分かれて然るべきものだが、とにかく濃蜜な宗教色が漂っており、ヨッフムのARCHIV録音といい勝負。ここまで重厚で壮大、熱い熱気の演奏はそうそう存在しない。K.427は約2年後の1964年録音。こちらも同様のスタンスだが、レクイエムよりは多少すっきりした印象。とは言えテンポは他社の録音に比べれば圧倒的に遅く、重厚な音。これがコッホの目指した音なのだろう。モノラルが1965年に発売され、ステレオは1971年に発売された。モノラルの入荷は特に少ない。ステレオが人気だが、モノラルの持つリアルな存在感はステレオにはない特徴であり、しかも安価。この事実を知らない方が非常に多い。東欧レーベルは西側大手レーベルと同じではない。特にETERNAの場合この特徴を無視すると安価でお得な買い物を棒に振ることになる。ヘルムート・コッホはETERNAを代表する合唱指揮者!
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