商品コード:1371-033[Pathé-VOX] J.ホーレンシュタイン/ R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲル, ドン・ファン, 死と変容
商品コード: 1371-033
商品詳細:ヤッシャ・ホーレンシュタイン(1898-1973)は旧ソ連のキエフでユダヤ系の家系に生まれた。1911年に家族と共にウィーンに移り、同地でシュレーカーに師事。その後、ベルリン高等音楽院で学び、指揮者デビュー後はフルトヴェングラーの助手を務めた。1920年代には早くもベルリン・フィルやベルリン国立歌劇場o.を指揮し、ブルックナーの交響曲第7番やマーラーの『亡き子を偲ぶ歌』などをSP録音した。しかし、1933年にナチスが政権を掌握するとドイツを去り、1940年に渡米し、アメリカ国籍を取得。その際米国で1945年に設立されたVOXレーベルの専属となった。戦後はヨーロッパ楽壇に復帰し、各地の一流オーケストラに客演。ブルックナー、ブラームス、マーラーなどのドイツ・ロマン派の楽曲に、知的且つ情熱的でスケール雄大な名演奏を残した。ホーレンシュタインは理知的なスタイルで知られており、大袈裟な表現があまりない為、ベートーヴェンの交響曲などでは物足りさなを感じられた方も多いと思われる。しかし近代的なスタイルで曲に合う表現を選んでおり、リヒャルト・シュトラウスでは意外なほど大胆でスケールの大きな展開を見せる。早めのテンポできびきびした動きは大抵の曲で共通する。ホーレンシュタインとリヒャルト・シュトラウスは良い相性であり、この指揮者の本質を知る上でも役立つ録音の一つ。ウィーンso.(表記はウィーン・プロムジカo.)を振ることが多いホーレンシュタインだが、ここではバンベルクso.を振っている。バンベルク交響楽団はドイツ・バイエルン州バンベルクに本拠を置くオーケストラで、前身は1940年にチェコ(当時はナチス・ドイツ支配下のベーメン・メーレン保護領)のドイツ系住民によって創立されたプラハ・ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団(Deutschen Philharmonischen Orchesters Prag)である。同楽団は、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの推薦で、ヨーゼフ・カイルベルトを首席指揮者に迎えて活動していた。ドイツの敗戦後の1945年、チェコからドイツへ逃れた(ドイツ人追放)同楽団の楽団員が集結して本楽団を創立した。1946年3月16日、バンベルク・トーンキュンストラー管弦楽団(Bamberger Tonkünstlerorchester)として第1回演奏会を開いたが、同年6月1日、バンベルク交響楽団に改称した。1949年、カイルベルトを首席指揮者に迎えた。1968年、カイルベルトが急逝した後、オイゲン・ヨッフムが芸術顧問を務めた。カイルベルトによるTELEFUNKEN録音でよく知られるようになった。VOXでも多くの録音で起用している。
J.ホーレンシュタインの在庫一覧へ









