商品コード:1371-036p[VOX] C.ツェルカ, A.ブレンデル(pf) R.ラインハルト/ バルトーク:2Pfと打楽器のためのソナタ 他
商品コード: 1371-036p
商品詳細:1956年頃ドイツ・シュウットガルトでモノラル録音されたバルトークの2曲。バッハなどを得意とする指揮者ロルフ・ラインハルトによる近代作品の珍しい録音。恐らくドイツでも最初期の録音と思われる。A面で使われるパーカッションには Gustav Schuster, Heinrich Zimmrmann, Roland Berger, Rudolph Minarichの4人の名前がクレジットされている。ピアノは Alfred Brendel, Charlotte Zelkaの2人。ブレンデルは当時VOXに在籍していたので招聘されたのだろう。B面の「弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽」は弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ)、打楽器(木琴、スネア付きドラム、スネア無しドラム、シンバル、タムタム、バスドラム、ティンパニ、チェレスタ)、そしてピアノを用いる事が指定されている。打楽器群はA面のパーカッションの4人が複数兼任するか、またはシュトゥットガルト・プロ・ムジカo.のメンバーが参加と思われる。但し打楽器パートはA面の「2Pf・打楽器のためのソナタ」程の活躍はない。ティンパニが特に目立つが、楽団に既にいるので楽団メンバーが担当と思われる。管弦楽団の力がこの曲では重要になる。その点シュトゥットガルト・プロ・ムジカo.のパワー感は全く過不足ないものである。もう一人のピアニストであるシャルロット・ツェルカは女性ピアニスト。出番は多くないが、ブレンデルとともに参加し、ツェルカが第1ピアノ、ブレンデルは第2ピアノという担当である。2曲とも1930年代作品であり、1950年代中期という時代にドイツでメジャーレーベルが録音していた点がまず驚きである。しかも指揮とオケはバロック作品を主としているR.ラインハルト指揮シュトゥットガルト・プロ・ムジカo.である。ステレオ期には盛んに録音されるようになるが、モノラル期の録音は極めて希少であり、演奏は堅実な中にも先進性を感じる。但し基本はバッハなどで培われた堅牢な土台があり、特に安定感の強さを感じる。
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