商品コード:1371-041[Pathé-VOX] バルヒェットQt. R.ラインハルト/ ジェミニアーニ:6つの合奏協奏曲Op.3
商品コード: 1371-041
商品詳細:バルヒェットは1950年代VOXレーベルにかなりの数のバロック系協奏曲を録音していてこれもその一つ。ジェミニアーニ、トレッリ、ヴィヴァルディ「四季」、同「ラ・チェトラ」、同「ラ・ストラヴァガンツァ、同「和声と創意への試み」、ヘンデル「合奏協奏曲集」 Op.6等、多岐にわたる。ヴィヴァルディのシリーズは比較的知られていて殆どがアルバム又は箱物がメインとなるが、1枚物であるジェミニアーニのモノラルは知られていない。箱物に比べ手軽であり、価格も無理がない。ジェミニアーニは作品的にはマイナーだが、やはりバルヒェットが選んだ曲である。内容が悪いはずはない。ロルフ・ラインハルト[1927-2006]は、ハイデルベルク出身のドイツの指揮者で、バイロイトの助手を経験したのち、ハイデルベルク、ダルムシュタット、シュトゥットガルトでカペルマイスターとして活動。VOXへの録音の頃はシュトゥットガルトで指揮しており、その後1958年にはハイデルベルク市の音楽総監督に就任し、同時にカイザースラウテルンのプファルツ劇場でオペラの指揮も行っていた。翌年にはトリアー市の音楽総監督に就任し、1968年にはフランクフルト音楽院の教授となって、オペラと舞台芸術を教える傍ら、フランクフルト歌劇場で指揮した他、フランクフルト・バッハ管弦楽団も指揮。1973年には、ケルン・バッハ協会の芸術監督に就任し、1982年まで在職。ラインハルトはバッハの声楽作品でもオペラでも響きの明瞭度を追求し、テキストが聴き取れることを重視しており、その飾らぬ指揮ぶりはカントルのようだったと評されていた。因みにロルフ・ラインハルトは、ミュンヒンガーが1953年春に病で倒れた際にしばらくシュトゥットガルト室内管弦楽団の指揮を任されていた人物でもある。1950年代のバルヒェット関係の録音に駄作はないと断言できる。バッハだけがバルヒェットではないことがよくわかる録音。
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