商品コード:1371-049[VOX] R.バルヒェット(vn)/ ヴィヴァルディ:Vn協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」(全12曲)
商品コード: 1371-049
商品詳細:バルヒェットをフィーチャーしたVOX3枚組だが、パテプレス・フラット重量盤がロングBOX超豪華仕様スリットケースに入る仕様のアルバムが収まり、欧州の初版本の様な装丁だ。もちろんパテプレスの音質はVOX系音源ではトップレベル。モノラルならではの力強い音圧と滑らかなVnの音を実現している。後年に、通常の金色背景の表紙のVOX-BOXの3枚入りが出るが音は別物だ。ひときわ大きな存在感のあるセット!バルヒェットはさすがのソロを見せる。41歳で亡くなったドイツの名ヴァイオリニストでカルテット主催者の、ラインホルト・バルヒェットは、注目度の高いことでも有名。ヴェイロン=ラクロワとの有名なバッハのソナタ集のほか、「シュトゥットガルト室内管弦楽団」、「プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団」、「シュトゥットガルト・プロ・ムジカ室内管弦楽団」といったオケとの共演による録音は、その多くが今もって名演とされる録音で、繰り返し傾聴に値する奥深い美しさを感じさせるものも多数。ラインホルト・バルヒェット( 1920 - 1962)はドイツ南西部のシュトゥットガルト生まれのヴァイオリン奏者。1942年、ドイツ各地で実施された放送オーケストラ「ライヒス=ブルックナー管弦楽団」で団員として活動を開始した。1946年、「シュトゥットガルト室内管弦楽団」のコンサートマスターとして迎えられ、兄ジークフリートも首席チェロ奏者として入団。1952年、「シュトゥットガルト・フィルハーモニー」のコンサートマスターに招かれた為、6年間務めた「シュトゥットガルト室内管弦楽団」を退団。この頃からバルヒェット四重奏団としての活動が本格化。 1955年、「プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団」のコンサートマスターに招かれ、3年間務めた「シュトゥットガルト・フィルハーモニー」を退団。フリッツ・ヴェルバーの声楽作品にも参加する事になる。 1962年3月、バルヒェットは、ヘルムート・ヴィンシャーマンがフランクフルトで設立して間もない「ドイツ・バッハ・ゾリステン」のソリストとして来日。1962年6月5日、シュトゥットガルトで自動車事故のため死去。41歳であった。シュトゥットガルト・プロ・ムジカ室内管弦楽団はVOXレーベルの活動のために、シュトゥットガルト音楽院の教授や講師を中心に「シュトゥットガルト・プロ・ムジカ管弦楽団」を編成し、バルヒェットを前面に立て、『四季』も含まれる『和声と創意への試み』全曲、『ラ・ストラヴァガンツァ』全曲、『ラ・チェトラ』全曲、ジェミニアーニとトレッリの合奏協奏曲集、モーツァルトとハイドンの作品をロルフ・ラインハルトの指揮で録音。指揮者、ロルフ・ラインハルト(1927-2006)は、ハイデルベルク出身のドイツの指揮者で、バイロイトの助手を経験したのち、ハイデルベルク、ダルムシュタット、シュトゥットガルトでカペルマイスターとして活動。VOXへの録音の頃はシュトゥットガルトで指揮しており、その後1958年にはハイデルベルク市の音楽総監督に就任し、同時にカイザースラウテルンのプファルツ劇場でオペラの指揮も行った。1973年には、ケルン・バッハ協会の芸術監督に就任し、1982年まで在職。ラインハルトは、バッハの声楽作品でもオペラでも響きの明瞭度を追求し、テキストが聴き取れることを重視しており、その飾らぬ指揮ぶりはカントルのようだったと評された。ちなみにロルフ・ラインハルトは、ミュンヒンガーが1953年春に病で倒れた際に、しばらくシュトゥットガルト室内管弦楽団の指揮を任されていた人物でもある。1952年に録音された、ヴィヴァルディ:Vn協奏曲集Op.4「ラ・ストラヴァガンツァ」は当時としては初録音に近い12曲の全曲録音であり、バルヒェットの名人芸的ソロを全面に出した録音で、今以ってモノラル期の傑作として君臨するアルバムである!
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