商品コード:1371-057[Pathé-VOX] バルヒェットQt./ シューベルト:弦楽四重奏曲14番「死と乙女」, 12番「四重奏断章」

[ 1371-057 ] Schubert, Reinhold Barchet, Will Beh, Hermann Hirschfelder, Helmut Reimann


通常価格:¥ 22,000 (税込)

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商品コード: 1371-057

作品名:シューベルト:弦楽四重奏曲14番「死と乙女」-- 1.Allegro-- 2.Andante Con Moto-- | --3.Scherzo (Allegro Molto) Trio--4.Presto, 弦楽四重奏曲12番「四重奏断章」
演奏者:バルヒェットQt.(R.バルヒェット/W.ベー/H.ヒルシュフェルダー/H.ライマン)
プレス国:フランス, France
レーベル:Pathé-VOX
レコード番号:PL 8810
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A : Sに近い美品!
キズ情報:A面11時終了部に微かに感じするスレ, 軽度のサーフェース音あり
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---濃緑/銀内溝, 6時にVOX, 時にMade in France, フラット重量, スタンパー/マトリクス:1D/1D(米COLUMBIAマスター), 1954年頃製造分Pathéプレス(最古)
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---折返表半ツヤペラ, 2時に〇Pathé-VOX, ⓅなしⒸ1954
トピックス:【フランスオリジナルは初入荷!】---1953年頃ドイツ・シュトゥットガルトでのモノラル録音, 録音詳細不明, 米国での編集/カッティングマスター:Dr. R. Van Gelder(ルディ・ヴァンゲルダー)だが、レーベルに刻印が無いためPathéの独自マスターか, 米国では1954年頃Vox Productions, Inc.によりコピーライト登録・同年VOX:PL 8810(黒/銀中溝レーベル・フラット盤・厚紙ジャケット入り)にて初リリース, フランスでは1955年頃仏VOX:PL 8810(当装丁)にて初リリース, これはフランスでの初年度リリース分オリジナル, 入荷の少ないフランスPathé-VOXレーベル, 英国でも同一番号で英VOXレーベルから発売された, 英国盤より仏盤の方が音質が柔らかくニュアンスが細かい, フランスPathéプレスは希少!, 演奏:★★★★★+, 音質:★★★★★

商品詳細:多くの弦楽四重奏の中でもドイツ系として取り分け重要な団体がバルヒェット四重奏団である。1946年にラインホルト・バルヒェットをリーダーで第1Vnに、第2Vn:ハインツ・イェンゼン、Va:ハインツ・キルヒナー、Vc:ジークフリート・バルヒェットでドイツ・シュトゥトガルトで発足した団体。ジークフリート・バルヒェットは兄。後に第2Vn:フランツ・ホーフナー→1952年だけハンツ・エンドレスが担当した。1953年からヴィル・ベーとなり、同年にVa:ヘルマン・ギルシュフェルダー、Va:ヘルムート・ライマンに交代してバルヒェット/ヴィル・ベー/ヒルシュフェルダー/ライマンの4人で安定し解散する1962年の前半までこの体制で大半の録音を行った。この録音は1953年頃でやはりその安定期に録音されている。1962年にリーダーのバルヒェットが交通事故で急死するまで続いたが、その後、リーダーがハンツ・エンドレスに交代し、エンドレスQt.と名称を変えて継承され1998年まで継続した。特に安定期の4人による録音は1953-1961年までの8年間であり、大半がVOXに録音された。後期は一部OPERAレーベルにも存在する。当録音の1953年は抜群の安定感があり、求心力が極めて高く表現も古典的な美しさを持つ。同時代のブダペスト弦楽四重奏団などよりも音源的な情緒面で穏やかさを併せ持ちつつも、厳格な側面を持ち続けた団体であった。この「死と乙女」こそバルヒェットQt.の美学を存分に発揮した録音の一つである。厳格な構成の土台の上に時にニュアンス豊かな弱音を乗せる事のできた数少ないドイツ的団体である。VOX録音の為、1990年代頃までは米国盤が主流だったためか、彼らの穏やかな部分の真価が正しく伝わらなかった面もあるが、こうしてフランス・パテプレスであるフランスPathé-VOXレーベルで聴けば、なんとも言えないアロマが立ち込めて、芳醇な弦楽四重奏曲の世界が展開する。バルヒェットQt.の録音には外れはないといって過言ではない!

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