商品コード:1370-051n[DECCA] C.アバド / ベートーヴェン:交響曲7番, プロメテウスの創造物~序曲
商品コード: 1370-051n
商品詳細:非常にプレスの少ないアバドのSXLナンバーである。アバドなんてと侮ると損をする。SXLでの録音は特別!あまりの音の良さにびっくりした。本当にアバトかと疑いたくなるほどの良い演奏と音質だ。オーディオファイルの名に恥じない録音。演奏も、想像を遥かに超える見事さ。第一級の仕上がり。若さが爆発した情熱的な演奏に、先入観の恐ろしさを改めて感じた。録音技術と演奏があるレベルを超えると、信じられないほどの高品質LPが出来る。希少!アバドの2枚あるDECCAデビュー録音の一つでもう1枚は同1967年発売のプロコフィエフ:組曲「ロメオとジュリエット」他であった。番号はプロコフィエフの方が後であり、厳密な意味では当ベートーヴェン:交響曲7番がDECCAにおける初リリースLPである。アバドは1970年代までDECCAに録音を行ったが、当LP発売と同じ1967年後期にはDGGとも契約を果たし、アルゲリッチとの共演でラヴェル/プロコフィエフの協奏曲集を発売し、翌1968年からはDGGが中心となってゆく。この1967年という年はアバドの躍進の始まった年であり、記念すべきDECCAへの第1弾がベートーヴェン:交響曲7番という選曲は将来を期待された証だろう。すぐあと、ロンドンでプロコフィエフやメンデルスゾーン、ウィーンではブルックナーの1番など怒涛の勢いで録音し、活躍が始まる。1972年には同じくウィーンpo.と8番もリリースしている。7番の録音時アバドはまだ33歳と若手指揮者をなめてかかるウィーンpo.をしっかりと鳴らしている手腕は特筆すべきものだろう。遅めのテンポで提示したテーマは堂々たるもので、同じ頃ベートーヴェン:交響曲全集に着手したイッセルシュテットにも引けをとらない立派な演奏!1986年には、ウィーン国立歌劇場音楽監督に就任しDGGにデジタルでウィーン・フィルとライヴ収録したベートーヴェンの交響曲全曲シリーズもある。7番は2001年までに4回録音があり、これが最初の録音となった。パンチを効かし「さあどうだ」とでも言いたげな若いエネルギーの発露が何ともウキウキした気分にさせてくれる。
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