作品名：ベートーヴェン:交響曲6番Op.68「田園」/第1楽章 田舎に着いて喜びの気分がよみがえる--第2楽章 小川のほとりの情景-- | --第3楽章 農民たちの楽しい集い--第4楽章 雷雨～嵐--第5楽章 牧人の歌、嵐のあとの喜びと感謝

レーベルタイプ：【フランスでの再版/クラブ盤の第3版】---紺/銀段なし, グルーヴガード厚手, スタンパー/マトリクス:2XLA 413-1N/2XLA 414-1N , 1960年頃製造分Pathéプレス

ジャケット：【フランスでの再版/クラブ盤の第3版】---新デザイン折返表コートペラ

トピックス：1957年4月30日・5月2/6日のパリでのモノラル録音, 録音詳細不明, 1959年頃Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marconi. Parisによりコピーライト登録・同年La Voix De Son Maître:FALP 575(紺/銀段付レーベル・棒付きボードジャケット入り)にて初リリース, 1958年頃クラブ盤であるClub National du Disque:CND 520(紺/銀帯内溝レーベル・フラット盤・三方折返表半ツヤペラ・ジャケット)にて初リリース・恐らく正規盤より早くリリースされたものと思われる→1960年頃同一番号(紺/銀段付レーベル・GG厚手盤・折返表コートペラ・ジャケット入り)・当アイテム→1963年頃同一番号(紺/銀段なしGG・折返表コートペラ・ジャケット入り)・当アイテム--とと変遷する, 正規盤は実際には1960年代中期の頃の白SCニッパーレーベルが大半である, C.シューリヒト指揮パリ音楽院o.による全曲録音の一つでClub National du Disqueでは6番のみ発売と思われる, FALP 575は3万円以上する高額盤

商品詳細：FALPと同じ'60年代パテのプレスで音質は同等。シューリヒトはいつものように速足ではあるが、「運命」ほどではなく、程好いテンポ。他の指揮者では見せないレガートを上手く使ったオケで、優しいベートーヴェンが見える。何故かとてもフランス的な香りが漂い、ドイツ人のベートーヴェンの顔はここにはない。南仏の明るい太陽を浴びた楽しい一時を過ごしたような気分になれた。これも名演の一つだろう。FALP 575は高額、入手難。La Voix De Son Maîtreでは全曲が単売されたがクラブ盤では6番だけが発売されたようである。シューリヒト指揮パリ音楽院o.かクリュイタンス/ベルリンpo.かフランス盤2大名演で悩むのも楽しい。Club National du Disqueは独自録音が多い為、クラブ盤という他社音源の廉価盤発売という本来の目的を忘れてしまいがちだが、これはLa Voix De Son Maître音源のクラブ盤である。これも1959年に発売されたFALP 575と同一マスターを使ったPathéプレスであり、製造年も近接しており、オリジナル盤と同等と言えるほど近しいプレスである。しかしレーベルデザイン、レーベル名、ジャケット・デザインなどが大きく異なるため、価格は数分の一に抑えられている。FALP 575の価格を御存じの方ならCND 520がいかに安価であるか理解されるだろう。実際試聴して音質的な不満は全くない。このような体裁さえ拘らなければ、安価に高品質なレコードを入手する方法はある。FALP 575の再版よりも音質は良く、しかも安価である。不思議なことにClub National du Disqueから発売されたシューリヒトのベートーヴェン:交響曲はこの6番だけである。

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