商品コード:1369-025pb[IRAMAC] D.ドシェンヌ(pf) / スカルラッティ:Pfソナタ集(11曲)
商品コード: 1369-025pb
商品詳細:ダニエル・ドシェンヌは、1936年フランス生まれの女性ピアニストだが、何かの縁で、オランダIRAMACに録音を残している。バッハのパルティータ2曲(2/5番)で知られる。ソロの他、コンセルトヘボウの首席チェリストであるジャン・デクロース(vc)とのデュオ録音も数点ある。ドシェンヌの芸風は男性的な力強い演奏だろうか。古いヴィルトーゾのような雰囲気を取り込むタイプではなく、自身の弾(はじ)いたピアノの音のみで勝負している(そうしなければならない環境)。その為、一打一打は確信に満ちており、迷いや曖昧さが無い。明確なタイプとして評価できる。強い打鍵が様になるピアニスト。男性的なパワーのあるスタイルだが、表現は豊かで音楽は芳醇である。ドシェンヌはIRAMAC以外のLP録音は入荷が無く、他のレーベルには無いのかも知れない。CD期になってショパンなどのソロ録音がある。ダニエル・ドシェンヌに関する情報はあまり無いが、パリ音楽院でラザール・レヴィに師事している。1954年の音楽院内コンクールでプルミエ・プリを取っている。ジュネーヴとボツツァーノで行われたコンクールで入賞したらしいが詳細は不明。1957年両親の故国であるオランダに移住し、オランダで活動を始める。オランダの多くのオーケストラと共演を行い、ドイツ、フランス、スイス、イタリア、英国、ノルウェー、スウェーデンにも活動の範囲を伸ばした。IRAMACというマイナーレーベルにしか録音がないことがその音楽家の評価となってはならない。これはドシェンヌの数少ないソロ録音でD.スカルラッティ:Pfソナタ(11曲)とA.スカルラッティ:トッカータ1曲の計12曲を収録したスカルラッティのソナタ集。マルセル・メイエルから始まったスカルラッティのピアノ演奏であるが、1960年代では通常のスタイルとなり、チェンバロ演奏とは別の音楽として発展してきた。ドシェンヌも基本的にメイエルのスタイルを踏襲しているが、細部にはドシェンヌらしさが散りばめられた現代感覚の演奏となっている。
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