商品コード:1368-048b[COLUMBIA] A.ジョフロワ・ドゥショーム(cemb) / フランスCemb曲集 L.クープラン(10曲), シャンボニエール(6曲)
商品コード: 1368-048b
商品詳細:フランスは、少なくとも英国より、チェンバロ(クラヴサン)音楽の盛んな国で、メーカーも多かった。作品は圧倒的にドイツ系が多かったにしても、演奏は、かなり盛んであったようだ。そんなクープラン他、フランスの作品を自然体でさらりと弾いてみせたような録音。シンプルな作りの一段鍵盤のようだ。録音はドイツのトリーア音楽大学。ピリオド奏法のスタイルではなく、古典作品を美しく再現したというタイプの録音。SAXFなので、リアルで硬質な本来の響き。仏のみ発売? チェンバロのアントワーヌ・ジョフロワ=ドゥショーム(1905- 2000)はパリ生まれの男性チェンバロ奏者。フランスの音楽学者、オルガン奏者でもある。音楽学者として彼は、「演奏方法と16世紀、17世紀、18世紀の作曲家による原曲への敬意の両面において、古楽の分野におけるフランスの先駆者」とみなされていた。彼の研究と著作、特に著書『古楽の秘密、あるいはその解釈の探求』 (1964年)は、1970年代にクラシック音楽界でフランス・バロック音楽への関心が再燃するきっかけとなったとされている。彼はフランス政府から レジオンドヌール勲章シュヴァリエを授与された。1923年から1931年までパリ音楽院で学び、ウジェーヌ・ジグー(オルガン)とジョルジュ・コサード(作曲)に師事した。1922年から1937年までノートルダム・ド・ポントワーズのオルガニストを務め、1937年から1939年までカーン大学(バス=ノルマンディー地方)で教鞭を執った。その後、ポワティエ地方音楽院に着任し、古楽グループとして高く評価されていたコレギウム・ムジカエ・アンティクエを率いた。1962年から引退するまで、パリ・スコラ・カントルムの教授を務めた。ジョフロワ=デゥショームは1960年代、バース国際音楽祭の専属チェンバロ奏者を務めた。同音楽祭では、ジャン=フィリップ・ラモー作曲の1733年のオペラ『イポリットとアリシー』の再演のために彼が作曲した楽譜が使用されたことで有名。また、BBCの放送、エクス=アン・プロヴァンス音楽祭やイングリッシュ・バッハ・フェスティバルでの公演、そしてフランス国立管弦楽団のコンサート用の楽曲も作曲している。この録音で使用された楽器名は明かされていないが、ドイツのトリーア音楽大学所蔵の古楽器と思われる。どこか鄙びた響きで渋い音色の楽器である。
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