商品コード:1368-054n[SUPRAPHON] B.マトウシェク(vn)/ ハイドン:Vn協奏曲1番Hob.VIIa:1, 4番Hob.VIIa:4
商品コード: 1368-054n
商品詳細:ハイドンはヴァイオリン協奏曲を4曲作曲している。この他に5曲の存在が確認されているが、いずれも偽作である。良く録音されるのが1番と4番である。4番は1769年以前の作で自筆譜紛失だが補筆版で演奏される。2番は1765年の作で楽譜は紛失となっている為、これまで録音されたことは無いと思われる。過去のLP録音でVn協奏曲第2番と表記されたLPがあり、ズスケのモノラル盤もそうだが、実際は4番であり、EDでの発売時には通し番号を避けてHob. VIIa:1、Hob. VIIa:4と記載された。もう一人グリュミオーの802 848 LYでもVn協奏曲2番との表記だが、これも実際は4番である。このようにハイドンのVn協奏曲第4番を1970年頃までは2番と表記することがあったことは事実である。さて当SUPRAPHONのハイドン:Vn協奏曲集も1番、2番の表記だがこれも実際は1番、4番である。近年ヴァイオリン協奏曲第3番 イ長調『メルク協奏曲』(1949年にオーストリアのメルク修道院で発見された)が録音されることが増えている。しかしLP時代ではハイドン:Vn協奏曲といえば1/4番の2曲が録音されることが通例であった。その為、番号の飛んだ4番を敢えて2番と表記した時代が続いたのである。2番は作曲したことは事実だが楽譜紛失により、LP時代に録音は無いと思われる。これは1971年にチェコで録音されたハイドン:Vn協奏曲1番/4番である。Vnソロはボフスラフ・マトウシェク(1949-)はチェコのハヴリーチクフ・ブロト生まれ。ヴィオラ奏者でもある。知名度は低いがプラハ音楽アカデミーでヤロスラフ・ペケルスキーとヴァーツラフ・スニーティルに師事。ルツェルンでヴォルフガング・シュナイダーハンに師事し1年間勉強した。アルチュール・グリュミオー のマスタークラスとナタン・ミルシュタインのマスタークラスに参加した。1965年には、現代チェコ音楽の解釈を競うラジオ放送コンクールで第1位を獲得し、さらなる成功を収めた。1966年コンチェルティーノ・プラーガで優勝した。1972年 プラハの春国際音楽コンクールで優勝。以降、クルト・マズア、ズービン・メータ、レナード・バーンスタイン、ヤロスラフ・トゥーマ、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニー管弦楽団、バロッコ・センプレ・ジョヴァーネなど、著名なアーティストと共演。1985年にはスタミッチ四重奏団を共同設立し、プリマリウスとして演奏活動を行った。プラハ演劇芸術アカデミー音楽学部教授。現在、プラハ音楽アカデミーとJAMUで講師を務めている。このハイドンの協奏曲集がマトウシェクのデビューLPらしい。チェコ人らしく表情は豊かであり、明るく乗りの良い音楽性を有する。Supraphonを中心に多くの録音を行っている。入荷の少ない1枚!
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