商品コード:1367-037[ACCENT] P.ドンブレヒト,K.エビンジ(ob) D.ボンド(fg) 他/ ゼレンカ:6つのトリオ・ソナタ~4番&5番
商品コード: 1367-037
商品詳細:ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679 - 1745)はボヘミア(現在のチェコ)に生まれた作曲家。ザクセン選帝侯に仕え、生涯の大半をドレスデンで過ごした。18世紀前半の最も偉大な作曲家の一人として知られる。但し、ゼレンカの音楽が広く注目されるようになったのは20世紀後半になってからである。その重要な役割を果たしたのがこの「6つのトリオ・ソナタ」である。当時の作曲家と演奏家にとって、かなり難易度の高い演奏困難な作品であったらしい。当時の管楽器は現在とは異なり正確な音程を執ることが容易ではなかった。6曲のうち第3番を除く5曲がオーボエ2、ファゴット、通奏低音のために書かれている。3番のみヴァイオリン、オーボエ、ファゴット、通奏低音用である。ゼレンカの時代には、トリオ・ソナタはイタリアで開花した様式であり、コレッリ、ヴィヴァルディなどが伝統的な形式を固めた。しかし、ゼレンカの「トリオ・ソナタ」は彼らを土台としながらスラブ的であり、チェコの民俗音楽の影響が強い。これらをボヘミアン・バロックなどとする学者もいるほどである。ここでは18世紀製のバロック・オーボエと同時代のファゴットが使用された古楽器演奏である。超が付く名人芸を要求される高い難易度の演奏が展開する。LP片面に1曲の長尺曲である。録音は少なく、これまでメジャー・レーベルに録音された記録は多くない。1973年にH.ホリガーがArchiv Produktionに入れた録音がある他、1986年ETERNAからB.グレツナー、I.ゴリツキ(ob)らが全6曲を録音した程度である。ACCENTでは6曲中2曲(4/5番)のみLPで発売され、1990年頃CDで全6曲が発売されている。ボヘミアン・バロックの中核となるような完成度の高い作品!
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