商品詳細：1980年頃の録音で、古い録音ではないが音質は1970年代録音と変わらず全く心配はいらない。PAVANEはマイナーレーベルだけに1980年代後期まで器材の更新は無く、ずっとこの音質で信頼できるレーベルである。ピアノのハンナ・ヤジクはポーランド・ポズナン生まれの女性ピアニスト。ワルシャワ音楽高等学校でヤン・エキエルに師事。その後ジュネーヴでハリー・タディナー、アントワープでパスカル・シギリスに学び、旧ソ連のスタニスラフ・ネイガウス、マルコム・フレジャーにも師事した。1978年ジュネーヴ国際ピアノ・コンクールで優勝した。これがヤジクのデビューとなった。若手だが大胆な構成と迷いのない的確な運指法でショパンの2曲のソナタを見事に弾き切っている。パワーで切り込む先頭楽章から抒情的な緩徐楽章と多彩な技巧を駆使して、曲を構築し、聴くものを満足させるプロのコンサート・ピアニストである。ポーランドに源流を持つが様々なスタイルを学び、最終的に自身の独自スタイルが完成されていることが理解できる。音色は多彩で女性らしい柔らかな音を織り交ぜた澄んだ音が個性的である。豊かな表情を持ち、美しい演奏をものにしている。録音はショパンの24の前奏曲とPfソナタ集がPAVANEにあり、1984年にはAzymuthにショパンのピアノ協奏曲第2番を入れている。その後はCDでショパン作品を数点リリースしており、正にショパン弾きとして確立したスタイルを持ったポーランド生れの女性ピアニスト。MUZAに録音は無いと思われる。

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