商品コード:1367-045[PAVANE] E.バート(vc) S.ベマン(pf) / ショパン:序奏と華麗なポロネーズOp.3, 大ニ重奏曲, セルヴェ:スパでの思い出 他
商品コード: 1367-045
商品詳細:1985年頃発売のチェロとピアノのための作品4曲入りのLP。まず1980年代のPAVANEレーベルは器材の更新がなかったようで、1970年代前期と同様の音質であり、年代による音質の心配は全く必要無いレーベルである。ショパンが2曲あり「序奏と華麗なるポロネーズ」Op.3は元々チェロとピアノのための室内楽曲である。序奏の部分はレントであるが、ショパンらしい華やかなカデンツァ風のピアノ独奏で始まるので華やかな雰囲気を印象付ける。あまり演奏されないが陽気で飛び跳ねるような明るい曲風であり、ショパンらしくピアノ・パートにも高度な技術が要求される秀作である。ショパンのもう1曲は「マイアベーアの「悪魔ロベール」の主題による大ニ重奏曲」。この曲も元々チェロとピアノのための室内楽曲であるがチェロと管弦楽版もある。作品番号なしの曲。この曲はショパンの友人であるフランスのチェリスト・作曲家であるオーギュスト・フランショーム( 1808 - 1884)との合作であり、フランショームは前記載の「序奏と華麗なポロネーズOp.3」のチェロ・パートを手直ししている。ショパンは《チェロ・ソナタ ト短調》作品65をフランコムに献呈した。何故か録音は少ない。残り2曲はアドリアン=フランソワ・セルヴェ(1807-1866)の作品。19世紀で最も影響力のあるチェロ奏者の一人である。セルヴェもまたフランショームの友人であり、セルヴェはフランショームと共同でパリとマドリードの近代チェロ学校の創始者となった。セルヴェは初めてエンドピンを採用したチェロ奏者としても知られている。チェロ奏者にとってセルヴェは偉大な人物であり、同時代の人々にはその卓越した技巧と強烈なヴィブラートで知られ、1701年製のストラディヴァリウスを贈られ「セルヴェ」と名前が付いた。セルヴェはチェロのための作品を数多く作曲しており、その中には4つの協奏曲と、 2台のチェロまたはチェロとヴァイオリンのための20曲近くの二重奏曲が含まれている。ここでは「スパでの思い出 Op. 2」と「バレエのアリアによる幻想ポロネーズ「クラクフの結婚式」Op. 19」が収録された。何方も技巧的な作品で、チェロ奏者が自身の腕前を披露する絶好の曲たちである。録音こそ少ないが、チェロの技巧的作品としてチェロ好きには申し分のない選曲。このLPはチェロ奏者エドモン・バートが主役のLP。バートはベルギー生まれでブリュッセル王立音楽院を卒業。PAVANEとALPHAに計4枚のLPを入れている。無名に近いが実力派のチェロ奏者である。4曲とも録音が少ない曲であり、楽しめるチェロ好きのためのLP!初入荷の珍品!
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