商品コード:1367-050[ARC EN CIEL] S.ミヨー(vc) M.L.ジロ(org) / Vc小品集/ブロッホ, ケスルアニ, ニン, ジロー, イリヤシェンコ 他
商品コード: 1367-050
商品詳細:1984年に発売されたチェロ小品集で全曲オルガン伴奏で演奏される。音質は僅かにエコーが掛かった音質だが大きな問題ない。内容をみると、ほとんど知っている曲が無いような玄人好みとなっている。女性チェロ奏者はシルヴェット・ミヨーはチェロ音楽院でチェロと室内楽を学び、学内コンクールで一等賞を受賞。音楽学の博士号を持っていてラジオ・フランスのソリストを務める。ミヨーは学者としてチェロの歴史に精通しておりチェロの起源から現代までを研究している。だからこそ、あまりに通常のVc小品集からはかけ離れた選曲なのだろう。オルガン伴奏ということもあり全体にゆっくりしたテンポの曲を多く持ってきている。ミヨーの音はふくよかで柔らかく温かい。ややソフトフォーカスながらそれが全体の雰囲気を作っている。オルガンのマリー・ルイーズ・アンリエット・ジロは(1915- 2014)はパリ12区で生まれた女性オルガン伴奏。彼女は最初、アンリエット・ピュイグ=ロジェのもとでオルガンを学び、後にパリ音楽院に入学し、マルセル・デュプレ(オルガンと即興演奏)、ノルベール・デュフォルク、ノエル・ガロン(和声法)のもとで学んだ。1941年にオルガンと即興演奏で一等賞、1944年に音楽史で一等賞、同年にフーガと対位法で一等賞を受賞した。ジャンン・アランとは同僚で、彼の最も有名な作品である連祷(JA 119)の演奏を聴き、ルイ・ヴィエルヌの第1750回オルガン・リサイタルにも出席した。1961年、彼女はアラン・レネの映画『マリエンバート最後のアネ』のためにオラトワールのオルガンでフランシス・セイリグの音楽を録音した。教会の中で録音されたようなふんわりとした残響に包まれた音質でオルガン伴奏の効果を最大限高めている。A面だけで10曲の小品が並び、かつて聴いたことが無い曲ばかりでブロッホ、E.ケスルアニ、ニンなどのマイナー作品が並ぶ。先頭のブロッホ:ユダヤの歌のヘブライのメロディーがこのLPを全体の気分を表している。
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