商品コード:1367-058b[L'ESCARGOT] E.クリヴィーヌ(vn)/ バルトーク:Vnソナタ1番, Vnソナタ2番
商品コード: 1367-058b
商品詳細:'70年代の仏マイナーレーベル。バルトークのVnソナタ2曲が入った、優れた録音が今までにあまり多くなかった。バルトークは無伴奏という優れた作品がある為、ソナタの方はあまり重点をおかれなかった感もあるが、現代曲としてよく出来た曲だと思う。これはそんな現代曲らしさを生かした演奏になっている。音と音の間が重要な要素になっているこの曲を、うまく表現していると思う。全体を通して設計された演奏。VnのE・クリヴィーヌは指揮者に転進。エマニュエル・クリヴィーヌ(1947-)はポーランド人の母とロシア人の父を持つフランス生まれ。16歳でパリ音楽院のプルミエ・プリを受賞した。その後、ブリュッセルのエリザベート王妃音楽礼拝堂で学んだ。1981年の交通事故をきっかけにヴァイオリンを弾くのをやめ、指揮者に転向。カール・ベームとの出会いがきっかけだったという。1976年から1983年までフランス放送フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務めた。1987年から2000年まではリヨン国立管弦楽団の音楽監督を務めた。また、11年間、 フランス青年管弦楽団の音楽監督も務めた。2004年、クリヴィーヌはオーケストラ「ラ・シャンブル・フィルハーモニー」を設立した。2002年にルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団(OPL) の首席客演指揮者に就任した後、2006年に同管弦楽団の音楽監督に就任し、当初は3年間の契約を結んだ。ヴァイオリンを弾いたLPは交通事故以前の数枚だけで、L'ESCARGOTにはフランク/ドビュッシーのソナタ集とバルトーク2曲入りの2枚が出ているだけ。かなりの技巧派であり、透明度の高い澄んだ艶やかな音色の持ち主。交通事故が悔やまれる程のヴァイオリンの才能の持ち主であった。難解なバルトークだが、クリヴィーヌの解釈で聴くと極めて芸術的な作品に感じてくる。
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