商品コード:1365-006[ELYON] Y.L.ガイヤール(cemb) / バッハ:イタリア協奏曲BWV.971, 4つのデュエットBWV.802-5, フランス風序曲BWV.831
商品コード: 1365-006
商品詳細:チェンバロ奏者、ヤニック・ル・ガイヤールは1949年生まれのチェンバロ奏者であるということしか解っていない。ERATO、Le Chant du Mondeなどに数点ずつ録音があるものの目立った録音は少ない。1985年Le Chant du MondeにLP2枚組で入れたバッハ:ゴルトベルク変奏曲がガイヤールの代表作だろう。1970年代ERATOが最初の録音と思われ、バッハの複数台チェンバロ協奏曲演奏の内の一人として、初録音と思われる。ソロではERATOのクープランのクラヴサン曲集などがあった。特筆すべきはアントワーヌ・フォルクレ(1671– 1745)というフランス最盛期のバロック音楽の作曲家のクラヴサン曲全集を3枚組で録音したことだろう(Le Chant du Monde)。この人のスタイルは正攻法でテンポは大きく変えず、強弱もさほど付けずに明るく歌い上げるところだろう。しかし全く学研的ではなく聴かせる演奏をしてくれる。音楽学者がチェンバロ奏者となるケースが多いが、ガイヤールは演奏専門の音楽家と思われる。音楽学者の演奏はどこか固さがあり、それと感じられるものである。1970-80年代にバロック界を席巻したピリオド奏法とは距離を置いているような印象を持った。チェンバロは鳴らすほど良い--というポリシーを感じる。この録音は非常に高音質で録音され、豊かな残響と付帯音を伴っており、一言でいうならリッチな音の洪水に包まれるイメージである。音の少なさを特長とするタイプの奏者も居るが、ガイヤールは隙間なく明るい音を出し続けるタイプの演奏者である。仏IBACH:81510と同一内容。
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