商品コード:1365-012[Ducretet Thomson] K.レーデル/A.ゴールドシュミット/ モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525 他
商品コード: 1365-012
商品詳細:3曲入るデュクレテトムソンの一枚。メインはレーデル/プロ・アルテのK.251。もちろん、これがオリジナル。A面はゴールドシュミットのK.525と546。こちらも良いが、現代の耳からすると、多少の古臭さが感じられるかもしれない。K.251はモーツァルトらしい愛らしいメロディーで、思わず体が動き出すテンポ。管のソロがあり、ミュンヘン・プロ・アルテ室内o.は、さすがに歯切れの良さが重厚さを併せ持つ1950年代の録音である。しかもナイーブな演奏、押しの強さも併せ持つ。この頃のデュクレテでなければ出せない音。K.251の古典的名演として押さえたい。クルト・レーデル( 1918- 2013)は旧ドイツ領のブレスラウ(現ポーランド領ウロツワフ)生まれのフルート奏者、指揮者。---Wikipedia--20歳の時にマイニンゲン州立オーケストラの首席フルート奏者になった。同年、早くもザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学で、教授職に就き、1941年にはミュンヘンのバイエルン国立オーケストラの首席に就任。1946年から1956年にかけて今日のデトモルト音楽大学の前身である北西音楽アカデミー教授としてフルートを教えた。彼の教え子にはカールハインツ・ツェラー、パウル・マイゼンがいる。1952年にミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団を創設、音楽監督を務めた。---Wikipedia--。レーベルはERATO、PHILIPS等が多いがこれはまだERATOと契約する以前の1950年代モノラル録音。この時期フランスのDucretet Thomsonにもモノラル録音がある。レーデルといえばミュンヘン・プロ・アルテ室内o.と一体のようなバロック系指揮者だが、ここで登場するプロ・アルテ室内o.はミュンヘン・プロ・アルテ室内o.の前進となった組織だろう。Vnソロは、当時1942年から1947年までベルリンフィルハーモニーの「コンサートマスター」であり、1953年にカール・リステンパルトによって設立されたザール室内管弦楽団の一員であったウルリッヒ・グレーリングだろう。フライブルク音楽大学の教授であった。グレーリングのような大物が参加できたのは時代ゆえだろう。レーデルは1950~1960年代におけるドイツとフランスでの先駆者的音楽家である。1950年代モノラル期にこのような室内楽LPの制作は相当なリスクと見識を求められたはずである。自身はフルートを担当し、全体の音楽監督を担当している。当時の最高レベルのメンバーで録音されたバッハやモーツァルトの室内楽作品は今聴いても大変高度な様式美と名人的な演奏で満たされている。1960年代以降ではもはや再現不可能な優美で洗練された演奏である。
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