商品コード:1365-017n[MELODIYA] V.ソフロニツキー(pf) / シューマン:アラベスク, ノヴェレッテ(2曲), 雑記帳~3つの小品, 5つのアルバムの綴り
商品コード: 1365-017n
商品詳細:ヴラディーミル・ソフロニツキー(1901-1961)こそ、日本にロシア・ピアニズムを知らしめる元となった元祖ピアニストの一人であることに異論はないだろう。元々録音が非常に多かった。また義理の息子であるニコノヴィチにより全録音が12巻の箱物に収録され1980年代に発売された。その気になれば再版とはいえ全録音をアナログで入手可能なピアニストである。アレクサンドル・スクリャービンの信奉者にしてその演奏様式の継承者であり、その遺児エレーナと結婚したことでスクリャービン弾きとしての名声は大きい。しかしソフロニツキーのレパートリーは広大である。系譜としてはレニングラード音楽院のレオニード・ニコラーエフの一番弟子でユーディナ、セレブリャコフと同門である。1936年から1942年までレニングラード音楽院で、その後は没年までモスクワ音楽院で教鞭を執った。しかし今となっては一つの派を形成出来るほどの影響を持ったピアニストといって過言ではない。レパートリーは、バッハからメトネルまでと幅広く、ショパンも得意としていた。彼のスタイルは非常にロマンチックである。スヴャトスラフ・リヒテルとエミール・ギレリスは、ソフロニツキーを巨匠と呼んで心酔していた。ソフロニツキーのシューマンはどこまでも幻想的で情熱的である。シューマンらしさという難解な気分はソフロニツキーの演奏で瞬時に体感できる。ギレリスが天才と崇めた通りのピアニストである。リヒテルとギレリスたちとは次元が異なる世界にいたことはこのシューマン演奏が証明してくれる。
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