商品コード:1365-022n[MELODIYA] L.コーガン(vn)/ ブラームス:Vn協奏曲
商品コード: 1365-022n
商品詳細:このブラームスはコーガン3回目の1968年録音。初回FCX 404はブリュック/パリ音楽院o.。2回目の1959年(ステレオ初回)SAX 2307/FCX 839は英国録音で、コンドラシン/フィルハーモニアo.。そして、ステレオでコンドラシン/モスクワpo.との3回目の当録音。2回目と3回目は指揮者は同じだがロンドンとモスクワの違いがあり、オーケストラが異なる。ロンドン録音の2回目は御存知、超がつく高額LPでオリジナルの英COLUMBIA SAX2307は今でも100万円近い高額盤で知られレプリカLPまで発売されている。コーガンの名声を高めた録音であった。それから9年後、モスクワで同じくコンドラシン指揮のモスクワpo.と再録音が行われたLPが当盤である。ベートーヴェン他の協奏曲も同様の経緯を辿り、ロンドン→モスクワの流れで再録音を行った。この録音でもコーガンのソロは衰えを知らず、ロンドン録音と大差ない切れ味を見せつける。全体的に見て、ロンドン録音よりオケも含め穏やかな印象を持った。しかしこれはコーガンの中での比較であって、他のヴァイオリン奏者ではない。何処の録音を聴いてもコーガンのソロは圧倒的であり、録音による優劣はあまり意味が無いようにさえ感じる。細かく見れば部分的な違いはあるものの仕上がりの完成度はどれも高く、それが価格の違いを反映してるとは言い難い。そういう意味で特別高額なロンドン録音よりモスクワ録音のLPはコスト・パフォーマンスが高いと言えるのである。何度も入れているだけあって、非常にこなれた演奏だが、気力も充分感じる。コーガンの魅力は、力強さの中にある優雅な繊細さの部分であり、洗練という言葉がぴったりの音色。ナイーブさにおいては、最初の録音を上回るかもしれない。ダブルレーター・レーベルがMELODIYAのステレオ・オリジナル!
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