商品コード:1365-026n[MELODIYA] O.ボシュニャコヴィチ(pf) / チャイコフスキー:四季(全12曲)
商品コード: 1365-026n
商品詳細:オレグ・ポシュニャコヴィチ(1920-?)はロシア・ピアニズム4大グループの開祖コンスタンチン・イグムノフ(1873- 1948)の最初の12人の弟子の一人。この12人の中にはオボーリン、フリエール、グリンベルグ、ダヴィトヴィチなどの大物が控えている。ポシュニャコヴィチは彼らの陰に隠れて目立たない存在のまま今日に至っている。しかし佐藤泰一氏はその著書「ロシアピアニズム」の中でこう述べている--「70歳を超えたオレグ・ポシュニャコヴィチはロシアピアニズムの神髄を継承する数少ない生き残りの一人である。--1963年に批評家のデリソンが「ポシュニャコヴィチはネイガウス派の影響が顕著にあるにも関わらず、本質的な性格と精神においてイグムノフ派の伝統を引き継いでいる」と書いているようにネイガウスにも学んでいる。1953年以来ポシュニャコヴィチ派グネーシン音楽アカデミーに籍を置いて、コンサート・ピアニストとして、究極のショパン弾きとして名高い。--と書いている。佐藤氏自身もポシュニャコヴィチのLPを必至で探したと書いている。グネーシン音楽アカデミーの複数の先生たちはほぼ口を揃えて「ポシュニャコヴィチのショパンは最高です。誰にも彼の真似はできない」。--との声を聞いた事を佐藤氏は書いている。発売されたLPは11点が確認できる。このチャイコフスキーは3枚目のLPで、チャイコフスキーは他にもう1枚Op.72が入るものがある。ショパン弾きではあるがこのチャイコフスキー「四季」を聴けば彼のショパンも想像が付くだろう。ロマンチックであり、憂いを持った美音が穏やかに沁み込んでくる演奏である。「四季」としては大変優しい演奏である。オボーリンの「四季」も素晴らしかったが、ポシュニャコヴィチにはオボーリンにはない、一歩引いた奥ゆかしさを感じる。ロシア風の優雅さを感じるのである。聞き慣れない名前だが、明らかに大物であることが理解できる録音である。通好みの1枚!
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