商品コード:1365-044p[COLUMBIA] P.バルビゼ(pf)/ ニグ:Pf協奏曲, ジョリヴェ:Fl協奏曲, Tp協奏曲2番
商品コード: 1365-044p
商品詳細:現代音楽の作曲家セルジュ・ニグ(1924 - 2008)はパリ生まれ。メシアン・クラスに在籍し、レイボヴィッツに師事した経歴を持ち、パリで一早く十二音技法を用いた作曲家。わずか19歳で交響詩《ティムール "Timour" 》を作曲し、1944年にフランス国立放送管弦楽団により初演されるなど、非常に若くして楽壇デビューを果たした。作曲家としての活動の他に、1956年よりラジオ・フランスの運営委員を務め、1967年にはマルセル・ランドスキによってテアトル・リリックの監察官に指名された。1978年、オリヴィエ・メシアンの後を継いでパリ国立高等音楽院作曲科の教授を務め、1982年には管弦楽法科教授となった。1989年、エマニュエル・ボンドヴィルの後を継いで芸術アカデミーの作曲家議席に選出され、1995年には1年間芸術アカデミーの議長を務めた。このPf協奏曲は、冒頭から初期のシェーンベルクを彷彿とさせるロマン的な叙情性とシリアスさを併せ持った独特の曲想を持っている。B面のジョリヴェの2曲も同じような叙情性を持ちながら、特にTp協奏曲で際立つジャズの要素やバルトークから受け継いだリズム手法などが渾然一体となり、どこかデカダンスの響きが強いところが魅力的。1950年代モノラル録音で2曲とも初録音と思われる。Fl協奏曲では名手、フェルナン・デュフレーヌが参加。カッサンドル工房のジャケットデザインが現代作品にマッチして非常に良い!
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