商品コード:1365-059[ERATO] P.アモイヤル(vn)/ サン・サーンス:Vn協奏曲3番, 序奏とロンド・カプリッチョーソ, ハバネラ
商品コード: 1365-059
商品詳細:A面にサン・サーンス:Vn協奏曲3番。B面にサン・サーンスのVnと管弦楽のための2曲という構成。ピエール・アモイヤル( Pierre Amoyal)は1949年パリ生まれのユダヤ系フランス人のヴァイオリニスト。12歳でパリ音楽院を一等賞(プルミエ・プリ)を獲得して卒業(当時、史上最年少)。その後ロサンゼルスに渡り、5年間ヤッシャ・ハイフェッツの下で学ぶ。ハイフェッツの下で徹底的に基礎技術から磨きをかけた。ハイフェッツが弟子の中でその才能と技量に全幅の信頼を置いた唯一の弟子であり、室内楽のコンサートやレコーディングで共演も行った。アモイヤルが独り立ちしてハイフェッツの下を離れる時、ハイフェッツはギュスターヴ・ヴィヨームの銘器を自ら購入してアモイヤルに贈った。ハイフェッツ譲りのコシの強い美音と、速いパッセージを端正に演奏する正確さに加え、フランコ・ベルギー派の流れを受け継ぐ幅広いヴィブラートが挙げられる。独特の音の伸びや音色の多彩さを利用したテンポ・ルバートも個性的なものである。ERATOが1970年、新世代の看板奏者にした期待の星だった。張りのある美音と効果的に用いるヴィブラートが彼の魅力。ロマン派の叙情性を聴く事が出来る作品。当盤に聴くサン・サーンスも、細目の澄んだ美しい透明度の高い音色とよく粘る表情で大胆に展開する。Vn奏者が劣化、減少してゆく中で一人、気を吐く、1970年代における最高レベルのヴァイオリン奏者!この録音での使用楽器は、世界で最も有名なヴァイオリンの一つ、ストラディヴァリウス“コハンスキ"(1717年製)と思われる。この楽器は1987年にイタリアで盗難に遭ったが、その後1991年にアモイヤルの手に戻った。
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