商品コード:1365-062[ERATO] F.ロデオン(vc)/ ハイドン:Vc協奏曲1番,2番
商品コード: 1365-062
商品詳細:フレデリック・ロデオン(1952-)、パリ生まれ。アルベール・テタールにチェロの手ほどきを受けた後、パリ音楽院でアンドレ・ナヴァラにチェロ、ジャン・ユボーに室内楽を学ぶ。1969年にチェロ科の、1970年に室内楽のそれぞれプルミエ・プリを得てパリ音楽院を卒業した。1972年にはモーリス・マレシャル国際チェロ・コンクールで優勝し、モーリス・マレシャル賞を受賞した。1977年にはムスティスラフ・ロストロポーヴィチ・チェロ・コンクールでも優勝を飾った。1990年以降指揮者としても活動を始め、リヨン国立管弦楽団、トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団、ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団等に客演を重ねた。1992年からは放送局のフランス・インターで音楽番組「カルフール・ドゥ・ロデオン」を始め、そのプロデューサー兼プレゼンターを務め、1999年からはラジオ・フランスのコンサート番組のプロデューサー兼プレゼンターを任されるようになり、ほぼ30年間、フランスでのクラシック音楽の普及において中心的な役割を果たした。フランスのテレビで有名な番組であるル・グラン・エシキエでデビューした為、フランスでは特別なクラシック・ファンでなくとも、よく知られた音楽家である。アンドレ・ナヴァラやロストロポーヴィチから学んだ影響は、何よりもまず驚異的なテクニック、洗練された音楽性、そして衝動的な気質に恵まれたチェロ奏者の一人である。1970年代から録音を開始したチェロ奏者では有能な奏者である。この頃には指揮のテオドール・グシュルバウアーの指揮にも貫禄が感じられ、ハイドン:Vc協奏曲集として完成度の高い録音である。ロデオンは力で押すタイプの奏者ではない。優しく穏やかで、柔らかい音を出すように心掛けているようである。ニュアンスを大切に音楽の豊かさを提供する点を重視する点が、1950/60年代のチェロ奏者と大きく異なる。パワーで押す協奏曲も爽快ではあるが、このようなナイーヴな表情で聴く協奏曲もそれはそれで充実した印象がある。
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