商品コード:1364-026p[DECCA] W.バックハウス(pf) / ベートーヴェン:ディアベッリのワルツの主題による33の変奏曲
商品コード: 1364-026p
商品詳細:バックハウスのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集旧録音は1950年から始まり1954年頃に完結した。当初DECCAのプロデューサーであるジョン・カルショウはグルダにDECCAで最初のベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集を発売すると口約束していたようだが、いつの間にかバックハウスでその全集録音は発売されることとなる。バックハウスは比較的短期間の1950~54年にソナタ全32曲を録音し、1955年にはさらにデイアベリ変奏曲まで発売された。更に1960年代に入ると2回目の全集録音まで始めてしまう。グルダはDECCAに全曲録音を行ったにも関わらず、発売は一部にとどまり、約束を反故にされたグルダは1950年代後期にはDECCAを去り、AMADEOで初めてベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集を発売した。バックハウスは最初の:ピアノ・ソナタ全集が終わると、ステレオによる協奏曲全集まで請け負った。バックハウスがこの録音を開始した1950年には既に66歳であり、芸風は既に枯淡の境地に達しており含蓄のある演奏である。カルショウがバックハウスでやることを決定したことも理解でき、結果的に大きな成功を収めた。英国出身のピアニストでここまでの力を持ったピアニストはいなかったはずである。辛口であり、その威風堂々とした語り口は当時誰も真似のできない孤高の至芸であった。全32曲のソナタ録音が終了した1954年に最後にディアベッリのワルツの主題による33の変奏曲をモノラル録音した。1961年頃にも新全集に合わせた2回目録音を行ったが、やはり内容では旧録音に軍配が上がるのはこの曲も同様である。
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