商品コード:1364-035p[DECCA] F.グルダ(pf) / ベートーヴェン:Pfソナタ集-2/ ピアノのための変奏曲「エロイカ」, 26番「告別」

[ 1364-035p ] Beethoven, Friedrich Gulda


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商品コード: 1364-035p

作品名:ベートーヴェン:Pfソナタ集-2/ピアノのための変奏曲 変ホ長調Op.35「エロイカ変奏曲」 | Pfソナタ26番Op.81a「告別」
演奏者:F.グルダ(pf)
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:DECCA
レコード番号:LXT 2594
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7 : 奇跡的盤質・多少のサーフェース音はある
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国での第2版】---金ツヤ外溝, フラット重量, 5A/5A, 1955年頃製造
ジャケット:【英国でのオリジナル】---共通デザイン・折返両面紙ペラ(裏年号なし)
トピックス:【入荷2度目の希少タイトル!】---1950年ロンドンでのモノラル録音, 録音詳細不明, 1951年The Decca Record Company Limited. Londonによりコピーライト登録・同年DECCA:LXT 2594(金ツヤ内溝レーベル・フラット盤・折返両面紙ペラ・裏年号51(記載ないと思われる)のジャケット入り)にて初リリース(超希少)→1955年金ツヤ外溝レーベル・フラット盤・折返両面紙ペラ・裏年号なしジャケット入り(当アイテム)→1957年頃銀外溝レーベル・フラット盤・ホタテ貝ジャケット入り---と変遷する, グルダは全曲録音を行なったが全11枚に21曲しか発売されなかった, 10・13・21・22・23・24・25・27・28・30・32番の11曲は未発売となった, これは11枚中のVol.2に当たる盤で入荷が少ない希少タイトル!内溝レーベルの1954年分で盤質7は厳しいものがある, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細:グルダは若い時期からベートーヴェン・ソナタ全曲録音に並々ならぬ意思を持っていた。24歳の時の1953~54年に、ウィーンのラジオ放送局(RAVAG)のために行ったセッション録音が存在したことが解かったがLPは未発売。DECCA時代の1948-1958年のDECCAへのモノラル全集録音がある。11年の期間をかけて全曲スタジオ録音されたにも関わらず全て発売されず、全11枚のLPに21曲だけがLXT番号で発売された。録音はされたが11曲は未発売のままとなった。理由はプロデュサーのジョン・カルショウが1950年からバックハウスにも録音を与えた為である。元々カルショウはグルダに初の全曲録音を任せるとの口約束をしていたらしい(真相は不明)。だがらグルダは1948年という早い時期から録音を開始した。しかしDECCAのベートーヴェン・ソナタ全集はバックハウスで発売された。バックハウスは録音を急ぎ1954年には全32曲を完成させた。グルダより先に終わらせる意思が濃厚だったことは明らかである。グルダはグルダで当然自分の全集が出来る予定だと考え、1958年までに全曲録音を行った。しかしDECCAは11枚(21曲)のLPを発売したのみで、全集ではバックハウスを優先!その為かグルダは1959年にDECCAを去った。1967年AMADEOに全曲録音を行い11枚のLPにステレオ録音の全集を発売した。DECCAを去っことはグルダにとって正解だったと思われる。カルショウは個人的に気の合わない器楽奏者には冷淡だったと言われている。またカルショウはピアノなどの器楽に興味を持っていなかった。その為、ケンプ、フルニエら大物ソリストは1960年以前に大挙してDECCAを去っている。カルショウはセールス的にうまみの大きいオペラに比重を置いていた為とされるが真実は解らない。グルダはPHILIPS、AMADEO、DGGなどで大きな仕事を残し、名実ともに一流ピアニストに名を連ねた。この古い録音を聴く限り稀有な才能を持ったピアニストであったことが分かる。今から見るとカルショウが1884年生まれのバックハウスに舵を切った点は十分に理解できる。しかしグルダにはグルダの魅力があり、老練なバックハウスにはない若く新鮮な解釈は今聴いても斬新なものと感じる。まだグルダ節と呼ぶには発展途上ではあるが、若き日のグルダの記録として、全11枚のベートーヴェン・ソナタ集には大きな価値があることは確か!

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