商品コード:1364-045[DECCA] J.カッチェン(pf) / シューマン:交響的練習曲(全13曲), フランク:前奏曲・コラールとフーガ

[ 1364-045 ] Schumann, Franck, Julius Katchen – Etudes Symphoniques Opus 13 / Prélude, Chorale And Fugue


通常価格:¥ 9,900 (税込)

¥ 9,900 (税込)      

商品コード: 1364-045

作品名:シューマン:交響的練習曲Op.13(全13曲) | フランク:前奏曲・コラールとフーガ
演奏者:J.カッチェン(pf)
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:DECCA
レコード番号:LXT 2869
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:無音スレあり
レーベルタイプ:【英国でのオリジナル】---金ツヤ内溝, フラット重量, 1C/1C, 1954年頃製造分
ジャケット:【英国でのオリジナル】---折返両面紙ペラ, R.S. 53.11
トピックス:【初入荷の希少タイトル!】---1953年頃ロンドンでのモノラル初回録音, 録音技師:不明, プロデューサー:John Calshaw, 編集/カッティングマスター:Trevor Fletcher, 英国では1954年The Decca Record Company Limited. Londonによりコピーライト登録・同年英DECCA:LXT 2869(金ツヤ内溝レーベル・フラット盤・当ジャケット入りの当装丁)にて初リリース, これは英国での初年度リリース分オリジナル, 当社初入荷の希少タイトル!, ジャケットは1953年11月に出来上がっていたが発売は1954年になってからである, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★★

商品詳細:ジュリアス・カッチェン(1926 - 1969)は米国生まれなのでクリフォード・カーゾン( 1907- 1982)と比較はできないが、二人ともDECCAで活躍したピアニストである。ユネスコ国際フェスティバルにアメリカ合衆国代表として出席、フランス国立放送管弦楽団とベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」を共演した。1947年の春にヨーロッパ各地を廻り、ローマ、ヴェネツィア、ナポリ、パリ、ロンドン、ザルツブルクで演奏活動を行った。その後はパリに永住することを決意する。1940年代後期にDECCAと契約を交わしたようだ。1969年春、肺癌の為わずか42歳で帰らぬ人となった。短い生涯の間にDECCAには多くの重要な録音を残したが最大の貢献はブラームスのピアノ独奏曲とピアノ協奏曲の全てを録音したことだろう。DECCAで最初の全曲録音である。以降ブラームスのピアノ独奏曲全集はカッチェンで決まり--という不文律が出来上がったように思う。クオリティの高さと存在感の大きさは牙城の如くこれからも変わることはないだろう。グルダのように若い時期からその才能を認められたピアニストであった。42歳の若さで癌の為亡くなったことでDECCAへは多くの音楽家が弔辞を寄せたという。カッチェンが1954年に初来日した際、帝国ホテルで行われた対談でこう話している。以下は雑誌に収録された本人の弁である--「(母親だけでなく)祖母にも習いました。祖母はモスクワとワルシャワの音楽学校の先生でした。祖父も音楽理論の教授でした。ですからアメリカ育ちですが、私は実は伝統的なロシアの音楽教育をうけたわけです。私の家庭は、いわば私設のロシアのコンセルヴァトワールでした。」「私が習ったのは、レシェティツキーの流派のメトードですが、個々のそれぞれ異なる性格、音楽性、肉体的条件を尊重し、洞察し、その自然な成長と待つという方法です。」出典:『TBS Vintage Classics/Julias Katchen』のブックレットに記載されている『音楽の友』1955年3月号の「<対談>カッチェンとの五十五分間--。活動期間は20年ほどと短かったがDECCAに大きな遺産を残した。カッチェンは11歳の時にラジオ番組に出演してシューマンを弾き、その放送を聴いていたオーマンディに招かれてモーツァルトのピアノ協奏曲第20番でデビューしたという逸話でも知られている。パリに留学して演奏会が注目を集めると、その後はパリを本拠に活躍。肺癌の為42歳で早世するまで、ソロだけでなく室内楽にも意欲的に取り組み、また、演奏活動の傍ら、日本の骨董である「根付」の蒐集にも情熱を燃やすなどユニークなパーソナリティでも注目を集めた。シューマンの録音は多くはないが幼少期から得意としていたことがわかる。この1枚は当社30年間の歴史の中でも初入荷という、希少タイトル。演奏は高度な技巧と確かな様式を軸に洗練されたものでどちらの曲も長年付き合えるはずである。

J.カッチェンの在庫一覧へ






【特設ページへ移動】







SACD特設ページ

  ex-Twitter


 Facebook


 Instagram


official blog