商品コード:1364-052[DECCA] D.ラウセア(pf) / Piano Recital/テデスコ, サン・サーンス, カゼッラ:, グラナドス 他
商品コード: 1364-052
商品詳細:ダリオ・ラウセア(1912-?)はイタリア生まれのピアニスト。イタリアでアルフレート・ガッセラに師事。1945年より欧州デビューしたが、録音はおそらくこの1枚だけと思われる。他に詳しい情報はない。何らかの理由で録音から遠ざかったものと思われる。ここでは「ピアノ・リサイタル」として6曲の作品を収録しているがどれも今まで聴いたことがない曲が大半である。特にスペイン系の作品に多い。1曲目のマリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895 - 1968)はイタリアのユダヤ系作曲家。ギター音楽で有名なテデスコだがそれはギター界の巨匠アンドレス・セゴビアと知り合ってからで、平行してピアノ曲も多い。ダビデ王の舞曲 Op.37は全7楽章の大作でブロッホ作の「ヘブライ狂詩曲」のテーマを基に作曲された組曲。B面にはスペイン系の作品が並び、ラウセアの師であるアルフレート・ガッセラの作品「トッカータ Op. 59」の収録。最後のリッカルド・ピック・マンジャガッリ(1882- 1949)はチェコ生まれの作曲家。14歳でミラノ音楽院に入学し、1903年に同音楽院を卒業した後、11年間イタリアとウィーンでコンサートピアニストとして活躍した。ミラノ音楽院の院長を長年務めた。数多くのオペラやバレエ、室内楽を作曲したほか、映画音楽も作曲した。これはピアノ・リサイタルとしてのLPだが収録された曲は、通常の小品集では取り上げられない曲ばかりでかなり個性的な内容となっている。ラウセアは技巧的にも完成された域に達しており、これら未知の曲を如何にも玄人志向で教えてくれるのである。
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