商品コード:1364-053p[DECCA] R.アローヨ(pf) / アルベニス:Pf曲集
商品コード: 1364-053p
商品詳細:ラファエル・アローヨ(1910-1971)はスペイン生まれのピアニスト。1930年、マドリッド音楽院でホアキン・ラレグラにピアノと作曲を学び、パリのエコールノルマルでアルフレッド・コルトーとマルグリット・ロンにピアノを師事した。1932年4月23日、サロン・マリア・クリスティーナで「この若いピアニストがデビューした。マドリードで1933年1月25日「最高に優れたピアニストが大成功を収めた」と新聞に報じられた。マドリードのプロテクシオアルトラバホデラムエルのサロンで1943年4月10日、またパリのヒスパニック研究所でピアノ・リサイタルを行った。1950年6月、彼はパリのサル・ガボーでホアキンロ・ドリーゴの「アンブルデトッレベルメハ」を初演し、1956年にはオデオン・レーベルにアルベニスのピアノ音楽を録音した。1957年にはクリュブ・ナショナル:CND1002でラファエル・アングルとアルベニスを録音した。彼は、ポレンカのサントドミンゴ音楽院でポレンカフェスティバルの最初の初演コンサートを行った。1970年10月、マルベーリャのリオヴェルデ研究所の講堂で教会の真新しいベヒシュタインでのコンサート演奏をしている。スペインとフランスで足跡を残したピアニストだが、日本では完全に無名のままである。スペイン系らしくラテン系の空気感を撒き散らすかのような独特の熱を持ったピアニストである。同じスペイン系でもラローチャとはまるで異なるタイプ。如何にもというピアノを聴きたい方には超お薦め。滅多にいないタイプのピアニストである。これは得意のスペイン作品で、ある意味、聴きやすくアレンジされていない本物のスペイン情緒が味わえるLPである。国際舞台に出たピアニストではあるが、インターナショナルな手軽さに組み込まれなかった一人といえる。'50年代特有の影の付くPfの音は優しげで、どこか懐かしく、郷愁とも呼べる癒しの音だ。表現はおっとりして古いモノクロ映画のようで、決してきつ過ぎず穏やか。モノラルの良い所をたっぷり持った内容。超希少タイトル!
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